VvK33
岡本光博キュレーション
OKAMOTO Mitsuhiro curation

京美術
Kyo Bijyutsu

2022年12月16日(金)から25日(日)
12:00から18:00 月曜日休み

岡本光博 / OKAMOTO Mitsuhiro
木内貴志 / KIUCHI Takashi
現代美術二等兵 / Gendaibijutsu Nitouhey
山羽春季 / YAMABA Haruki
ゆりかき / YURIKAKI



KUNST ARZTでは、
VvK (アーティスト・キュレーション)
展覧会の33回目として、
岡本光博キュレーションによる
「京美術」展を開催します。
10年前の2012年、ギャラリー最初の展覧会である
「美術のくすり」展の出品作家でもあった岡本光博、
木内貴志、現代美術二等兵の3組に
開廊後にデビューした山羽春季、ゆりかきの2組の
アーティストを加えた5組による
「京都」をテーマにした展覧会です。
ユーモラスに脱力的にアートの定義を問う試み、
性的な試みや社会的なメッセージを内包する試みなど、
歴史的文化的に厚みのある京都だからこそ、
自由に発信し続けることができたと思っています。
本展では、「京都」をネタに、感謝の意を込めて、
ユーモラスでちょっと毒のある薬を
提供できればと考えています。
岡本光博
(KUNST ARZT主宰、美術家、本展キュレーション)



PRESS RELEASE



The theme of this exhibition is "Kyoto".
KUNST ARZT has been based in Kyoto for 10 years.
I believe that Kyoto, with its historical and cultural depth,
has allowed us to continue to freely transmit our attempts
to encompass humorous, sexual, and social messages.
In this exhibition, we hope to provide humorous
and slightly poisonous medicine with "Kyoto" as a motif
with gratitude.
OKAMOTO Mitsuhiro (artist, gallery director)






岡本光博 / OKAMOTO Mitsuhiro

w#276 ドザえもん (Ryoanji)
2021
ドラえもんフィギュア10体、LED、
ガラスドーム、天然石、スイッチ

w#282 ドザえもん (ICHIMATSU no NIWA)
2021
七宝焼、天然石、フェイクモス


KUNSTARZTの主宰、展覧会企画者でもある岡本光博
(1968年京都生、京都在、滋賀大学大学院修了)は
言葉遊び連作「ドザえもん」の枯山水展開の2作品を。
同時に東京のeitoeikoでも同シリーズの新作を展示。




木内貴志 / KIUCHI Takashi

京都TV借(りパク)景六重
2022
アクリル額


木内貴志(1973年京都生、京都在、成安造形大学卒)は
美術系TV番組「日曜美術館」「美の巨匠たち」の
約6年間に渡る個人アーカイブから
「京都」的イメージをTV画面越しに撮影し
動画、ポストカード作品「京都TV借(りパク)景」を発表。
「京都」という絶対的なイメージの解体、再生を。




現代美術二等兵 / Gendaibijyutu Nitouhei

寝室は枯山水
2013 

山鉾バンバン
2013

京都用原稿用紙
2013

小芋のたいたん
2017

送り火マグネット
2013


花街の女神
2006


現代美術二等兵 は、籠谷シェーン(1967年大阪生、
大阪在、京都市立芸術大学彫刻専攻卒)と、
ふじわらかつひと(1968年、大阪生、東京在、
京都市立芸術大学彫刻専攻卒)からなるアートユニット。
これまでにも「京都慕情」(2013年、Voice gallery)、
「京都五輪」(2021年、Y-Gion)において、
「京都」をネタに、クスっと笑える“駄美術”を展開してきました。





ゆりかき / YURIKAKI

コトダマ☆レボリューション
2022 映像(4'30'')

呪われた舞妓さん
2022 映像プロップ(首像)、回転台

ガチガチ価値観
2022 映像プロップ(面)、蝋

対話
2022 映像プロップ (書)


アイドルとして、所縁のある土地をテーマに作詞、作曲、
プロモーションビデオ(PV)を作品にしてきた 
ゆりかき (1996年滋賀県生、神奈川在住、成安造形大学卒)。
世界的観光地である「京都」をテーマに新曲PVの展示です。




山羽春季 / YAMABA Haruki

神前さるまわし
2022
薄美濃和紙、墨、胡粉、岩絵具、水干絵具、棒絵具
制作協力:猪熊佳子


山羽春季 (1995年京都生、京都在住、
京都精華大学日本画学科卒)は、
昨年から継続して、京都の神社仏閣の奉納のための舞や
伝統行事の踊りの動きを取材し、日本画で表現してきた
日本画家である。
本展でも『六斎念仏踊り』の取材から制作した新作を発表。




photo by WATANABE Erina