三宅 佑紀 個展
とおくで ささやく

MIYAKE Yuki solo exhibition
She whisper to me from far away.


2018年3月13日(火)から18日(日) 
12:00から18:00


KUNST ARZT では、三宅佑紀の個展を開催します。
三宅佑紀は、記憶の中にある日常的なモチーフを
透明感のある油彩で表現するアーティストです。
彼女の制作プロセスにモチーフの模写は一切なく、
経験と記憶から「最もそれっぽい姿」(作家の言葉)を
絵画として抽出します。
本展のサブルームは、脳裏に映る残像をそのまま
実体化したような、トレーシングペーパーの両面に
パステルで描いた新展開の作品群での構成です。
彼女独特の絵画世界にご注目ください。
(KUNST ARZT 岡本光博)



展覧会コンセプト

小さい頃、学校から帰ると毎日となりの家で遊んだ。
その家の庭にはたくさんの花が咲いていて、
庭仕事のためにいつも“彼女”がいた。
私は何をするわけでもなく、花の世話をする“彼女”の
うしろをただついてまわった。
しばらくして“彼女”はいなくなり、花は枯れ、
私は庭へ入らなくなった。

大人になった今でも、あのたった数年間のことを
繰り返し思い出し、その度に辺りを見つめてしまう。
あの庭と同じような風景を見つけては
そのむこうに“彼女”の姿をさがしている。
(三宅佑紀)




以上、
個展「とおくで ささやく」
2018
より









あき

2016
紙にパステル
22×24cm


個展 2016年 「ここら そこら」KUNST ARZT
展示風景




いい子にしてたら

2016
キャンバスに油彩
P10号



アーティストステートメント

どうしても忘れたくない記憶がある。

私は今まで日常生活の中にあるものをモチーフに制作してきた。
作品となるモチーフは幼少期のある数年間のうちの断片的に
覚えているものから選ばれるが、それらの記憶は
大人になるにつれて少しずつ不確かになっていってしまう。

それをどうにかして留めておくために、似たような風景を
日常生活の中で探し続け、繰り返し情報を補足していく。
そうして蓄積され守られてできあがったイメージを薄い
絵の具の層で何度も重ねてなぞる。
一見現実にありそうな風景を描きながら、そのむこう側の
描かれていない部分に大切な記憶の気配を求めている。

見えなくなってしまったものの気配を画面に
定着させる方法を探っている。





「おきゃくさま」
キャンバスに油彩 2016 1620×1620mm






経歴

1994年 岡山県出身
2016年 成安造形大学美術領域洋画コース 卒業
2017年 成安造形大学美術領域洋画コース研究生 修了

個展

2015年 「あのね、」ギャラリーキューブ、成安造形大学
2016年 「ここら そこら」KUNST ARZT

グループ展

2014年 京展 館長奨励賞、京都市美術館、 (2015年 同 入選)
2015年 上野の森美術館展、上野の森美術館、(2016年 同 入選)
2016年 成安造形大学卒業制作展 優秀賞、京都市美術館
2016年 landscape、【キャンパスが美術館】アートサイト、成安造形大学
2016年 FINE ART/UNIVERSITY SELECTION、つくば美術館
2017年 京都府新鋭選抜展、京都文化博物館
2017年 岡山県新進美術家育成「I氏賞」選出、岡山シティーミュージアム
2018年 京都府新鋭選抜展、京都文化博物館、京都府




京都市美術館での展示風景








点をつなぐように
2016年
キャンバスに油彩
F50号
\200,000

いい子にしてたら
2016年
キャンバスに油彩
P10号
\60,000

むこう
2016年
キャンバスに油彩
P10号
\60,000