八木 翔子 個展
YAGI Shouko solo exhibition

Cancer gift


2022年4月12日(火)から17日(日) 
12:00から18:00

KUNST ARZT では、4年ぶり4度目となる
八木翔子の個展を開催します。
八木翔子は、“デカルコマニー”の境目をなぞり、
そこに現れた形から連想されるイメージを
視覚化するアーティストです。
毎年開催していた個展が途切れたのは、
乳癌との闘病が理由でしたが、
本展タイトルが示すように、
新たな気付きを得ることができた体験として
作品に反映しています。
“デカルコマニー”というアーティストが
コントロールできない光/色の世界に
命を吹き込むような制作行為が、
より深いレベルからの表現になっている
と言えるでしょう。
(KUNSTARZT 岡本光博)


*タイツプリントなどの作品は彼女が手がける
ブランド「Re:NINI」の商品でもあります。



アーティストによる展覧会ステートメント

乳癌という病気にかかり、
闘病している時間は生きている
という実感を強く感じられた。
抗がん剤治療、手術、日常で焼き付いた色を
デカルコマニーで表現し、
浮かび上がるモチーフを具現化する。



PRESS RELEASE



YAGI Shouko (b.1992, Osaka pref, lives and works in Osaka)
is an artist who traces the boundaries of "decalcomania"
and visualizes images associated with
the shapes that appear there.
She graduated from the printing course
at Kyoto Saga university of arts.




命にふさわしい
2020
ホワイトワトソン紙 水彩絵具 耐水性ペン 
1167×1167 mm




赤い悪魔 I+II
2022
ホワイトワトソン紙 水彩絵具 耐水性ペン 
727×606mm each
「赤い悪魔」の俗称を持つ真っ赤な抗がん剤をモチーフに
デカルコマニーした赤系絵具画面の色の境界をなぞり、
浮かび上がってきたイメージをペンで引き出しています。




個展 「Cancer gift」(2022)より



以上
個展 「my own room」展より
2018




アーティスト・ステートメント

水彩絵具でデカルコマニーの偶然性を用いて色を重ね、
色と色の境目をなぞり、様々なモチーフを生み出している。
その生み出したモチーフは今まで自身が見たもの、
想像したもの、感じたものである。
偶然性から生まれた色と線から、自身の世界観として
必然性に変え、表現している。




紅茶
2017
マットサンダース
耐水性ペン 紅茶 水彩絵の具



以上
個展 「いろ+さかいめ=□□□」
同時開催「Re:NINI」展より
2017




Poco Poco
2014
850×1300 水彩紙 パネル シルクスクリーン 手彩色




分裂
2016
マットサンダース紙、水彩絵の具、耐水性ペン




おさるさんタイツ
2016
タイツ、ラバーインク




星めぐりタイツ
2016
タイツ、ラバーインク



以上
個展"Boundary of watercolor/Tsuyu tights"
2016
より



経歴

1992 大阪生まれ
2015 京都嵯峨芸術大学 芸術学部 造形学科 卒業

個展
2016 Boundary of Watercolor/Tsuyu tights展
KUNST ARZT
2017 いろ+さかいめ=□□□/ Re:NINI展
KUNST ARZT
2018 my own room展 KUNST ARZT

グループ展
2014 「四線譜 FOUR-LINE-SCORE」
cumono gallery
2019 第64回公募吹田市美術展覧会 寄詫賞
(吹田江坂ライオンズクラブ賞)

works
大阪国際大学守口キャンパス
「MONKY PANIC」スタッフパーカーデザイン 制作
ロックバンド 「夜行性のドビュッシーズ」
物販グッズTシャツ制作
ロックバンド 「私の思い出」ベース担当
ライブ用レギンス制作
バックドロップシンデレラ ボーカル担当
ライブ用タイツ制作









くらげタイツ
2017
タイツ、ラバーインク
\ 4,500
Poco Poco
2015
マットサンダース紙、水彩絵の具、
耐水性ペン
\ 50,000



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