釣 光穂 個展 パレットの実験 TSURI Mitsuho solo exhibition Palette experiment 2021年11月27日(土)から12月5日(日) 12:00から18:00 月休 KUNSTARZT では、昨年に引き続き3度目となる 釣光穂の個展を開催します。 釣光穂は、身近な日用品のかたちや 陶芸史上のかたちを引用し、 明るく優しい色彩の“あみもの”のような 陶表現をするアーティストです。 本展では、技法とモチーフの組み合わせを 実験的に行い、「イメージの変容」をテーマに 制作した作品群で構成する予定です。 お楽しみください。(KUNST ARZT 岡本光博) 展覧会コンセプト 展覧会は技法とモチーフの組み合わせを 実験的に行い、イメージの変容をテーマに 制作を試みる。 陶芸の焼成による変容をはじめとして、 技法やモチーフの分解と応用から、 日常とものづくりに対しての視点を多角的にする。 PRESS RELEASE TSURI Mitsuho (b.1991 in Hyogo pref., lives and works in Kanazawa) is a potter who expresses everyday objects and shapes in the history of Japanese ceramic art like "Amimono" with bright and gentle colors. She earned her MA in Faculity of Ceramics in Kyoto city University of the Arts. |
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マカロニ grn 2020 陶土・磁土・顔料 48×34×32cm |
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はち pnk 2020 半磁土、顔料 260×260×260 mm |
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かえん org 2020 半磁土、顔料 140×130×130 mm |
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キンタローマリリン pnk 2020 半磁土、顔料 hight 80 mm 2 pieces |
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伝言「ごはんですよ」 2020 半磁土、顔料 270×120×5 mm |
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たぬき grn 2020 半磁土、顔料 210×130×130 mm たぬき pnk 2020 半磁土、顔料 140×140×140 mm 以上、個展 「ぷれいるーむ」(2020) より |
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京都新聞 2020年2月29日 沢田眉香子さん「釣光穂」展評 他に、 陶説 2020年5月号 小吹隆文さん「釣光穂」展評 |
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アーティストステートメント 日常の中で目にするモチーフと、陶芸やものづくりの 技法を組み合わせた作品を制作しています。 技法や工程を分解し応用することで 既存のイメージとは違った見え方を 探りながら制作しています。 陶芸の技法であるひもづくりを応用し、 細く撚り合わせた土を積み上げた 編み物のようなひもづくりや、 ウォーホルの版画で知られるマリリンモンローに 金太郎飴の技法を組み合わせるなど、 完成された技法やモチーフのイメージを 一度解体し組み合わせ構成し直すことで、 人がものをつくる行為の楽しさや普遍性が 感じられる作品を制作を目指しています。 |
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個展 「うつわの標本」2016 展示風景 |
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経歴 1991年 兵庫県明石市出身 2014年 京都市立芸術大学美術学部陶磁器専攻卒業 2016年 京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻卒業 2020年 金沢市卯辰山工芸工房 修了 主な展覧会歴 個展 2016年「うつわの標本」KUNST ARZT /京都 2019年「空中ひもづくり」ルンパルンパ /石川 2020年「ぷれいるーむ」KUNST ARZT 2020年「Shut eye to see you.」Lights gallery /名古屋 グループ展他 2017年「ウォーホル美術」 KUNST ARZT 2018年「もう一つの工芸未来派」銀座和光/東京 2019年「あざなえる縄のごとく」みうらじろうギャラリー/東京 2020年「Assemble -集積する技法と身体-」 伊丹市立工芸センター |
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キッチンの観察 2016 素材 半磁土 顔料 キッチンの観察(洗剤の容器) キッチンの観察では、普段目にする食品や 洗剤の容器をやきものに置き換えた作品。 うつわの中身が洗剤や加工食品に多様化していることに注目した。 |
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クローゼットの観察 2016 素材 半磁土 顔料 陶芸の技法のひとつである手びねりのひもをさらに細く伸ばし 積み上げる成形はクローゼットの衣服の繊維から着想を得ている。 人がつくるものにかけられた時間、機械がつくるものに かけられた時間の置きかえによって、 自分にとってのつくる意味を探している。 |
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