黒沢 理菜 個展
KUROSAWA Riina solo exhibition

ひかりの跫
Footsteps of the light

2017年11月14日(火)から19日(日)
12:00から18:00


KUNST ARZTでは黒沢理菜の個展を開催します。
黒沢理菜は、伝統工芸的な枠組みに捕われることなく、
主に蒔絵や螺鈿といった漆工芸技法による装飾文様を
自身の偏愛/憎悪する対象物に入念に施すアーティストです。
音楽一家に生まれたものの、一人だけ美術の方向へ
行くことから生じたアンビバレントな感情を更紗模様に込め、
ピアノ全面に漆装飾文様を施した「ひとつ」、
フェイク的な「○○ふう」というタイトルを与えた
「重箱(異国ふう)」では、あえて伝統工芸的な枠組み
そのものを批評、客観視するかのように、ありえない
デザインを引用し、「女神セーラーぱんつシリーズ」
に至っては、もはや伝統工芸界を逆なでするレベルです。
しかし、だからこそ逆に、病的なまでに完璧に施された漆の
伝統工芸的な魅力が浮き彫りになります。
彼女の破壊力にご注目ください。
(KUNST ARZT 岡本光博)




華子

2017

漆、金粉/合成樹脂
15×10×53cm




夕子

2017

漆、銀粉、錫粉、アワビ貝/合成樹脂
15×10×53cm




狐面(インドふう)
2015

狐面(ペイズリー)
2015

狐面(クスサン)
2016

狐面(金襴手ふう)
2016




重箱(有田焼ふう)
2017
漆、金粉、銀粉、卵殻、白蝶貝、アワビ貝/天然木
18×16×11cm


重箱(金襴手ふう)
2016
漆、銀粉、卵殻/天然木
18×16×11cm





月夜と眼鏡(紋白蝶更紗)

2016

漆、金粉/木製パネル
25×25cm




ハレのセーラーぱんつ

2016

漆、金粉、銀粉、貝、卵殻、乾漆粉/木製パネル





アーティストステートメント

漆という素材に惹かれ、触れてから、漆
の魅力や可能性を人に広めたいと感じるようになりました。
その時その時で自分が興味をひかれたモチーフで
制作しています。今回はすくいをテーマに、
顔のない球体関節人形シリーズは自分を受け
入れてくれる存在として、女神セーラーぱんつシリーズは、
社会で苦しむ女性の味方として制作しました。
この展示が漆を知るきっかけになれば、と思います。




ひとつ

2016
漆、銀粉、グランドピアノ




重箱(異国ふう)

2015
漆、金粉、貝、卵殻/天然木 2015年
漆という素材、重箱という物にないデザインや色を使用して、
重箱を制作。伊万里焼ふう、フランスふう、更紗ふう。



経歴

1992 茨城県生まれ
2016 京都市立芸術大学美術学部工芸科漆工専攻卒業
現在 京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻在学中

個展
2017「感情をなぞる」(SUNABA GALLERY)

グループ展ほか
2015 Shoebox Art 巡回展2015 (養泉寺、ギャラリー黎)
2015 奥久慈うるしと壱木呂の会展 (常陸太田市梅津会館)
2015 「分業展」 (ぎおんギャラリー八坂)
2015 内海紗英子・黒沢理菜 二人展「華飾」 (京都市立芸術大学)
2015 次世代工芸展 (京都市美術館 別館)
2016 京都市立芸術大学 作品展 (京都市美術館) 奨励賞受賞
2016 「SUNABA POP」(SUNABA GALLERY)
2016 漆芸の未来を拓く 生新の時2016 (石川県輪島漆芸美術館)
2016 内海紗英子、黒沢理菜二人展「Story×Story」 (ギャラリー恵風)
2016 「新日本綺行」 (SUNABA GALLERY)
2016 京都市次世代工芸展 (京都市美術館別館) morgenrot賞受賞
2017 京都市立芸術大学制作展 (京都市美術館)




千代紙の春ー『小川未明童話集』よりー

2016
漆、金粉、銀粉、貝、卵殻、乾漆粉/木製パネル

小川未明童話集より、千代紙の春からイメージした平面作品。













夕子
2017
漆、銀粉、錫粉、アワビ貝/合成樹脂
15×10×53cm
\ 270,000

ハレのセーラーぱんつ
2016
漆、金粉、銀粉、卵殻、
白蝶貝、アワビ貝、
乾漆粉/木製パネル
60×90cm
\ 162,000

重箱(金襴手ふう)
2016
漆、銀粉、卵殻/天然木
18×16×11cm
\ 162,000