倉知 朋之介 個展
ジャンボタニシ

KURACHI Tomonosuke solo exhibition
JamboTanishi


2020年11月3日(火)から8日(日) 
12:00から18:00


KUNST ARZTでは、倉知朋之介の初個展を開催します。
倉知朋之介は、脱力的なモチーフを
様々な角度からフューチャーすることで、
アートの力を再認識させるアーティストです。
前作「アメリカンドッグ」は、巨大なアメリカンドッグの彫刻、
アメリカンドッグをテーマにした異文化交流の記録、
“捏造”によるアメリカンドッグを神とした古代の儀式などの
映像作品群やプロップ等で構成されていました。
作品は、ダイナミックでユーモラスなエネルギーに満ちていました。
本展では、「ジャンボタニシ」をモチーフにした新作と、
前作「アメリカンドッグ」を再構成して発表する予定です。
ご注目ください。(KUNST ARZT 岡本光博)



PRESS RELEASE




以上、個展「ジャンボタニシ」2020年
展示風景



京都新聞 2020年11月7日
沢田眉香子さん「倉知朋之介」展評




アメリカンドッグ
2020
ミクストメディア 

塩っけのあるソーセージを甘い揚げたパンで包み、串に刺す。
またお好みによってケチャップ・マスタードをかける。
慣れ親しんだスタイルであり、他のファストフードと比べて
非常にユニークかつ滑稽で何か引っかかりを覚える。
私はその可笑しさが何なのか、知りたくてしょうがない。




「アメリカンドッグ」(2020)より 



アーティスト・ステートメント

慣習化された何気ない行動やありふれた事象、
日常的に用いる言葉に感じる
「可笑しさ」を、映像や造形物を用いて
独自に追及しています。
日本語でいう「可笑しさ」の中には、
滑稽(funny)、興味深さ(interesting)、
不条理(absurdity)等、さまざまな要素を含んでいます。
例えば、食材やその調理法や作法のような、
ひとつのテーマにおいて、その歴史的・文化的背景
を探りながら分解し、自身の身体や物を使って
再構築を繰り返すことを通して、
そこに内包され得る不可視の「可笑しさ」を
表出させることを試みています




ちんぽっぽ

2018
例えばチワワをカワイイという女性は、
チワワ自体がカワイイのではなく、
チワワをカワイイと言っている自分自身が
カワイイという事がたまにある。
このように僕はハトが好きだと
公言してる自分の姿が好きで
実際ハト自体に好意など
これっぽっちもないのではないかと
ある日をきっかけに思うようになりました。
そして手間もお金もかなりかかる
巨大ハトを作れば正真正銘ハトが好きだということが
再確認できるのではないかと思った。
一昔前の喧嘩をしたり拳で確かめ合ったりすることが
言葉より伝わるものがあるみたいなニュアンスも込めて
僕はハトと戦いました。



経歴 

1997 愛知県生まれ
2020 京都造形芸術大学情報デザイン学科
情報デザインコース卒業

展覧会

2020 「2019年度京都造形芸術大学卒業作品展」
<優秀賞>(京都芸術大学/京都)
2020 はならぁと
「Meteoron:11人の人たちにとってローカルになるから」
Art-Space TARN(奈良県天理市)
*アーティストユニット John Gan Jihn の一人として参加

予定
2020 12 二人展 鳩展 yuge