VvK24
宮田彩加キュレーション
MIYATA Sayaka curation

どうかしてる日常
extraordinary / ordinary environment

2019年4月19日(金)から28日(日)
12:00から18:00 月曜日休み

小宮太郎 KOMIYA Taro
高村総二郎 TAKAMURA Soujiro
三木陽子 MIKI Yoko
宮田彩加 MIYATA Sayaka
森太三 MORI Taizo



KUNST ARZT では、24回目の
VvK(アーティスト・キュレーション)展として、
宮田彩加キュレーションによる
「どうかしてる日常」展を開催します。
宮田彩加は、コンピューターミシンの
バグによるモチーフの崩壊から
新たなイメージを抽出してきたアーティストです。
本展では、森太三、小宮太郎、
三木陽子、高村総二郎という
それぞれ独自の視点で日常を揺さぶってきた
異なるジャンルの精鋭アーティスト
4人を巻き込み、バグった空間
(かどうかを鑑賞者が判断スル)を生み出します。
岡本光博 (KUNST ARZT)



「既知:未知」「意識:無意識」「現実:錯覚」など
認知感覚のズレによる違和感は、
もはや日常に同化している。
その違和感は、時に強烈に、
時にじわじわと私たちに驚きをもたらし、
制作意欲をかき立たせる。
そして、またその作品を鑑賞した者の認識にも
揺さぶりをかけることが出来るのではないだろうか。
宮田彩加(アーティスト、本展キュレーション)





出品作家

小宮 太郎 / KOMIYA Taro



垂直で水平な風景(を撮る)
2016
写真とインスタレーション
(木材、ペンキ、窓、写真:A4用紙にプリント)
グループ展「赤い車が走り抜ける」
(KUNST ARTZ 2016)



stil life [portrait-pinky]
2015
インクジェットプリント(タイプCプリント)に
アルミ複合版マウント
よく見ると机の上のモチーフが
幾つか残像化している写真作品


小宮 太郎 / KOMIYA Taro

1985年 神奈川県生まれ、関西拠点
2016 京都造形芸術大学大学院
芸術研究科芸術専攻(博士)修了
主な展覧会
2018年  個展「The skill of pen spinner.」VOU, 京都
2018年「アーツ・チャレンジ2018」
愛知芸術文化センター, 名古屋
2017年「Teleporting Landscape」
アートギャラリーミヤウチ,広島
2016年「赤い車が走り抜ける」Kunst Artz, 京都
2016年「安部公房へのオマージュ/写真とヴォイアリズム」
g/p Gallery東雲,東京
2015年 個展「ざんぞうだよ」ギャラリー門馬, 北海道
2014年 個展「LIVING ROOM -虚像日本」
Tresure Hill Artist Village, 台北
その他






高村 総二郎 / TAKAMURA Sojiro


18042カップヌードル
2018
和紙に墨、胡粉、アクリル絵の具
2005年に描いた時は、カップヌードルの絵で
日本にとっての精神的な盟主国を表現しようと考えていました。
つまりラーメン(中国:江戸時代までの盟主国)を
ポップ(米国:明治時代からの盟主国)に描く事です。
パッケージのデザインも漢字、英語、
日本語が使ってあり最適だったのです。
ですが今では単純にアンディ・ウォーホルの
キャンベルスープにあたるものがカップヌードルである、
と見てもらう方が理解しやすく受け入れやすいと考えます。



国宝 東求堂 同人斎
2009
麻紙に岩絵の具、アクリル絵の具
足利義政は1449年に室町幕府第8代将軍に就任します。
しかし正室の日野富子をはじめ、取り巻き達に
政治の実権を握られその関心を失っていきます。
そして将軍後継者問題に斯波氏や畠山氏の
家督相続問題が絡み、1467年には応仁の乱まで
起こってしまうダメ将軍でした。
ところが茶の湯、生け花、能などを庇護し、
「わび・さび」に代表される今日の日本文化の礎を
築いた功績は大きいと考えられます。
そのような文化将軍の書斎「同仁斎」は
たった四畳半の広さですが美しい景色を覗き見れる
障子・付書院・違棚を持ち、花や文房具を飾り、
和歌を詠み、読書をし、茶をたて、香を焚いて
楽しんだ部屋だと言われています。
畳の間は、現代ではCDや本、フィギュアなどを
コレクションするひとり暮らしの癒しの間になるでしょうか。
趣味は変われど、狭い部屋で美しいもの・
好きなものに囲まれ、自由な時間を過ごす時、
そこは自分だけの世界。
四畳半の空間は無限の宇宙と繋がる「装置」なのです。


高村 総二郎 / TAKAMURA Sojiro

1965年 大阪府に生まれる、関西拠点
1988年 京都市立芸術大学日本画卒業
主な展覧会
2018年 個展 新宿伊勢丹アートギャラリー, 東京
2018年 個展 ギャラリーマロニエ, 京都
2018年「骨のあるアート展」新宿伊勢丹アートギャラリー,東京
2016年「くどやま芸術祭2016」松山常次郎記念館, 和歌山
2016年「NIHON画」豊橋市美術博物館, 愛知
2014年「アンディー・ウォーホル インスパイア展」
伊藤忠青山アートスクエア, 東京
2013年「今日の墨の表現展」佐藤美術館, 東京
その他






三木 陽子 / MIKI Yoko


Conduit(導管)
2017
陶・金属パイプ・プラスチィック留め具
360×480×480cm
撮影・南野 馨



Shower-baby
2011
陶・ゴムチューブ
8×10×27.5cm・5.5×5.5×5cm・7×15×9cm
撮影・大野 博


私は存在するにもかかわらず意識することの難しい
見えざる世界と日常的に見ることのできる世界の
境界をテーマに表現しています。
私の闇(=見えざる世界)のイメージは
決して暗く絶望的な虚無なものではなく、
生命の息遣いや感触、個ではない意識、
それらを包括する根源的な全てであり宇宙そのものです。
数十年の間、私は身体やプリミティブなものについて、
そしてそれらから派生する個が個であるための意味や、
人類の進化とともに生み出されたバーチャルな世界と
実在する身体との関わりについて思考してきました。
私の作品制作での主な方法である陶芸は、
手で考える触覚表現の芸術であると感じています。
人間の五感は、視覚と聴覚は客観的、
嗅覚と味覚は主観的、触覚はその両方の感覚を
持ち得ている感覚であり、何かを触った時、
同時に自分の内部も感じるという、
まさに外部と内部を結びつける、無意識と
意識を結びつけることのできる純粋で根源的な感覚に思えます。
土を素材に自身の手から生み出した触覚的な
生命のイメージと、ケミカルな素材から生まれる
工業製品を組み合わせたオブジェを空間に
張りめぐらせるインスタレーションにより、
相反する概念を一体化させ、
身体の内部に眠る無意識を喚起させる表現をめざしています。


三木 陽子 / MIKI Yoko

1963年 兵庫県生まれ、関西拠点
1988年 大阪芸術大学芸術学部芸術専攻科工芸専攻修了
主な展覧会
2018年「陶金漆―素材と表現―」伊丹市立工芸センター
2017年「清流の国ぎふ芸術祭Art Award IN THE CUBE」
岐阜県美術館
2014年「台湾国際セラミックス・ビエンナーレ2014」
新北市鶯歌陶磁博物館,台湾
2013年 個展 なうふ現代, 岐阜
2013年 「アジア現代陶芸 新世代の交感展」
愛知県陶磁資料館
2010年 個展 INAXガレリアセラミカ ,東京
2009年「韓日米 青年作家交流展 −逍遙遊−」
韓国工芸文化振興院
その他






宮田 彩加 / MIYATA Sayaka


MRI SM20110908
2016
ミシン糸
各約110×90p
撮影・麥生田兵吾



イグアナの形態と対称性
2014
ミシン糸
約45×115 cm
撮影・福森崇広


大学で染織を専攻したことがきっかけで、
染めた布に奥行きやボリュームを出すために
手刺繍・ミシン刺繍によるオリジナルテクニックを
使った制作を始める。
ミシンという世の中に溢れた媒体に
意図的にバグを起こすことで現れる
糸の層「WARP」シリーズや、
支持体の布を無くし、
糸だけで構築させていく「Knots」シリーズなど、
「エラー:失敗の行為によって新たな価値観が生まれる」
を根本にしたテクニックと、生物の形態や、
物事の発生や進化の在り方を
呼応させた作品作りをしている。


宮田 彩加 / MIYATA Sayaka

京都府生まれ、関西拠点
2012年 京都造形芸術大学大学院
芸術表現専攻 修士課程 染織領域修了
主な展覧会
2019年 個展「花を形成するプロット- EpisodeKyoto -」
ワコールスタディホール京都ギャラリー,京都
2019年 「第22回岡本太郎現代芸術賞展」
川崎市岡本太郎美術館
2018年 個展「この視点」COHJU contemporary art,京都
2017年 「Kyoto Art for Tomorrow -
京都府新鋭選抜展2017」優秀賞 京都文化博物館
2017年 個展「スペクトラムファイル17
宮田彩加」スパイラル 1F MINA-TO,東京
2017年 「交わるいと「あいだ」をひらく術として」
広島市現代美術館
2016年 「琳派400年記念 新鋭選抜展
-琳派FOREVER -」日本経済新聞社京都支社賞 
京都文化博物館
その他






森 太三 / MORI Taizo


転用と配列
2016
杉板・角材・アクリル絵具
ギャラリーPARC(京都)での展示風景
撮影・麥生田兵吾 



転用と配列
2017
杉板・角材・アクリル絵具
PANTALOON(大阪)での展示風景
撮影・麥生田兵吾


森 太三 / MORI Taizo

1974年 大阪府生まれ、関西拠点
1999年 京都精華大学大学院美術研究科立体造形専攻修了
主な展覧会
2018年「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016」兵庫
2018年 個展「転用と配列」ギャルリーパンセ, 兵庫
2016年 個展「転用と配列」ギャラリーパルク, 京都
2016年「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016」兵庫
2015年「OPEN FIELD」弘益大学美術館,韓国
2015年「本の空間 ざわめきのたび」ギャラリーフロール, 京都
2015年「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2015」
公募大賞グランプリ 兵庫
その他