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二重視座 2025 アクリル、墨、ペン、オイル、綿布 1400×2000mm |
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吉田 鷹景 個展 YOSHIDA Takakage solo exhibition 二律の背反 Antinomy 2025年11月4日(火)から9日(日) 12:00から18:00 吉田鷹景は、[形]についてのリサーチを通して、 ミニマルでコンセプチュアルな絵画を展開しているアーティストです。 「遠近法」「黄金比」など、美術の基本概念をさらけ出すことで、 鑑賞者にその“罠”を気付かせる試みを展開してきました。 しかし、その“罠”であるはずの仕掛けが機能してしまうことで、 鑑賞者と絵画との距離によって見え方が変化していくという 独自の絵画表現にも到達しています。 (KUNST ARZT 岡本光博) PRESS RELEASE YOSHIDA Takakage (b.2001, Osaka pref, lives and works in Kansai) is an artist who develops minimal and conceptual paintings through research into 'form'. He is an active graduate student in a painting course at Kyoto city University of the Arts. アーティスト・ステートメント 図形に代表される幾何学的な、数学的な 図像やカタチに興味を引かれる。 それらは美術、芸術の場において、 黄金比や遠近法といったように広く知れ渡り、 それぞれの図像が持つルールや仕組みとして扱われている。 その様な普遍的なルールやカタチにある強い法則は 個人や社会に対し画一性や硬直性を生み、 人々を盲目にさせうるリスクをんでいると感じる。 このような法則が持つ罠を露わにする制作を目で見る、 鑑賞体験をするという視覚的アプローチの下で行っている。 制作をする上で絵画という形態にもルールや仕組みがあることを知り、 「絵画」というものをキーワードに置く。 絵画という構造体が持つ要素を組み替えることにより、 描かれているものを変化、変形させ図像が持つ法則と 絵画の法則に対し同時にズラしを与える。 作品によって生まれる新しい形や在り方により、 鑑賞者の能動性を回復させ形態というものが閉ざしている イメージの固執化を取り戻させることを目指す。 形の在り様と絵画の在り様についてのアプローチを 同一絵画上で複合させ鑑賞者に形の在り方や 絵画の在り方についての再考を促す作品を制作している。 |
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アーティスト・ステートメント 形を持つことにより現れる事柄、 形態を備えて成立するようなものがある。 例えば、遠近法という概念は 線の集まりや重なりによって表され、 黄金比という観念は図形や モノに当てはめられて立ち現れる。 このように事象や形態というものには そのモデルとなる法則があり、 それが「形」というものの下で 社会に広く浸透している。 そのような形の中にある強い法則は 個人や社会に対し画一性や硬直性を生み、 人々を盲目にさせうるリスクを孕んでいると思う。 このように形というものが持つ罠を露わにする 破戒的、挑発的行為を目で見る、見られるという アプローチの下で行っている。 鑑賞者の能動性を回復させ形態というものが 閉ざしているイメージの固執化を作品を 用いることによって取り戻す、または 新たに発見させることを目的とし、実践している。 絵画というものをキーワードに置き、 脈絡、文脈を変えることなく、 形態によって形態に対し言及すること、 逸脱することこそが必要であると考え、 形態の在り様と絵画の在り様を 複合させるような絵画装置の制作を行う。 |
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景色なき真像の景色 The view of an idea without view 2024 アクリル、ペン、綿布 1380×1380x340mm |
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観測/視座に座る Observe/go to viewpoint 2024 スプレー、ペン、綿布 spray, pen, cotton cloth 700×800x70mm 以上、個展「さわる/不可侵領域」 2024 photo by TERAOKA Kai |
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経歴 2001年 大阪府生まれ 2025年 京都市立芸術大学 卒業 現在 京都市立芸術大学大学院に在籍 【個展】 2024 「さわる/不可侵領域」 KUNST ARZT(京都) 【グループ展】 2025 「グラット」 CAS (大阪) 2025 「bookish」 KUNST ARZT(京都) 2025 「アートアワードトーキョー丸の内2025」 行幸地下ギャラリー(東京) 2025 「Fat-Finger Error」 GALLERY Ami-Kanoko(大阪) |
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