山下 茜里 個展
YAMASHITA Akari solo exhibition

BORDER

2020年4月7日(火)から12日(日)
12:00から18:00


KUNST ARZTでは、山下茜里の初個展を開催します。
山下茜里は、「目」をメインモチーフに、
染色によって表現をしているアーティストです。
皮膚が剥がされたような人体像から覗く
「目」を鑑賞者と対峙させるような
インパクトのある表現ですが、
単にそれだけでないことは、
膨大な時間を費やして入念に、
細部にわたるまで丁寧に染められている
ことからも感じられます。
作品からは、人の表象としての「目」、
人間関係を映し出す「目」など、
様々な表情が読み取れます。
アーティストの眼光の鋭さも感じに来てください。
(KUNST ARZT 岡本光博)



PRESS RELEASE




沈黙の人々

2020
綿・反応染料
728×2300mm

「見て見ぬ振り」という人間特有の行為について考えました。
こんなにも周りには人がいるのに、
一人残らず目をそらされて
誰もあなたを見つめてくれなかったら、
家で一人過ごす時間よりも孤独を
感じるのではないのではと思いました。



アーティスト・ステートメント

私にとって「目」は人を表す絶対条件です。
「目」はその人の深層心理にまで繋がっていると思います。
相手を知るためには様々な手段がありますが、
最も相手を知ることができる方法は
「目」に映り合うことができる距離に
私たちが存在することだと考えます。



未確認生命物体No.1-20

2019
1460mm×6570mm
綿・反応染料



展覧会コンセプト

どれだけ手と手を強く握って、いくら言葉を交わしたとしても
私と誰かが混ざり合う事などないように、
私と他者との間には必ず境目が存在します
言葉を交わしたり身体を動かしたり、
私の意識のコントロール下に置く事ができる私と、
心臓を動かしたり、夢を見たり、無意識の中にいる
私との間にも目には見えない境目が存在しています。
そんな目には映らない境界線を
自分の中で確かめたいと思いました。





未確認生命物体No.0

2019
1500mm×3000mm
綿・反応染料

無意識の中の私について考えました。
私は最近「自分の意思でコントロールできる自分」
の範囲が非常に限られているという事に気がつきました。
自分を一番知っているのは自分だと思っていましたが、
そういえば私は私を生で見たことはないし、
私は私の意思で息をしているわけではありませんでした。



経歴 

1997年 大阪府出身
現在 京都精華大学博士前期課程在籍

展覧会
2016年 Textile performance (京都精華大学/京都)
2017年 テキスタイルのすみっこ展(gallery kara-s/京都)
2017年 いとから展 (gallery maronie/京都)
2017年 第55回兵庫県展 部門大賞(知事賞)工芸部門
2018年 創造的ドローイングー作家になるためにー
(ギャラリーフロール/京都)
2018年 fermata (アートギャラリー北野/京都)
2018年 二人展「めいそう」(堀川御池ギャラリー/京都)
2018年 戦う女達7人衆(gallery maronie/京都)
2018年 SEIKA-Jack (ギャラリーフロール/京都)
2019年 you can be the outcast(アートギャラリー北野/京都)
2019年 京都精華大学卒業制作展2019 (京都精華大学/京都)
2019年 京都精華大学選抜展 (ギャラリーフロール/京都)
2019年 Textile X7(gallery maronie/京都)
2019年 第22回清流展(染・清流館/京都)
2019年 祈り(gallery maronie/京都)




開かれた目と目

2018-2019
綿・反応染料

目には映らずともこの世は無数の「目」で溢れていて、
それによって人は互いに見合いながら時に安心し、
時に不安に苛まれます