TASHIRO Aoi in KUNSTARZT




田代葵個展 TASHIRO Aoi solo exhibition 習慣 Habit 2024年7月9日（火）から14日（日） 12:00から18:00 KUNST ARZT では、2年振り2度目となる田代葵の個展を開催します。田代葵は、織る行為を通して、現代社会に対峙し、考察するアーティストです。膨大な数のレシートが織り込まれた作品は、アーティスト自身の消費生活の記録であり、また、感熱紙のレシートの文字が経年変化で消えていく様子は、巨大な資本システムに飲み込まれていく様でもあります。本展は、連作のレシートを織り込んだ「セルフポートレイト」の新作を含む約6点での展示構想です。ご注目ください。（KUNST ARZT 岡本光博）アーティストステイトメント生活する環境、周囲の人間関係、遭遇する出来事によって自分が川の流れで切り出されていく石ころのように、変化していくことに気付いた。日々、モノや誰かの労力を消費することにより自分を構築し、また誰かにより自身の労力が消費されていく。都市で生活する上でのルールであり、一見単調に繰り返される毎日。その中での小さな煌めきを、レシートという素材を用いて作品の中に落とし込みたい。帰路に改札口から見上げた月があまりにも綺麗で、私は本の中の1ページに登場するだけの人物なんじゃないかと錯覚する。それは紛れもない事実である。しかし、その事実という定数にあらがおうとする自分がいる。織るという行為が、自分にとって大きな意味をもつこと、またその手段であることは言うまでもない。日々の緯糸(よこいと)の積み重ねが作品を織り成すのであり、その習慣によって私は形作られる。 PRESS RELEASE TASHIRO Aoi (b.1994, Hyogo pref.) is an artist who considers modern society through the act of weaving. The huge number of woven receipts is also a portrait of herself. She earned her MA in department of crafts i n Kyoto city University of the Arts. exhibition view

第17回国際タペストリートリエンナーレ Central Museum of Textiles（ポーランド /ウッヂ）での展示風景（2022）



都市のポートレイト 2022　レシート、薄葉紙、トレーシングペーパー、擬麻糸 270×215×40 cm


誰かのポートレイト 2021 レシート、綿糸


Self-portrait Ⅲ <detail> 2021 コピー紙、顔料インク、綿糸 1230×90mm


Self-portraitⅥ 2021 レシート、顔料インク、綿糸 h33×w29 cm 以上個展「Portrait of a City」2022展示風景
経歴 1994年兵庫県神戸市生まれ 2020年京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻染織修了個展 2020 年「Weave」大枝土蔵 (京都) 2021 年「Self-portrait」 DESIGN FESTA GALLERY (東京) 2022年　「都市のポートレイト」 KUNST ARZT（京都）グループ展他 2015 年グループ展「カドデ展」ぎゃらりぃ西利 (京都) 2017 年コンテンポラリーテキスタイルコンペディションギャラリーパウゼ (東京) 2018 年つながる糸、ひろがる布　ギャラリー@KCUA (京都) 2018 年ホリエナオ田代葵 2 人展京都市立芸術大学小ギャラリー(京都） 2019 年 IAG AWARDS 2019 東京芸術劇場 gallery1＆2(東京) 2019 年つながる糸、ひろがる布金沢学生の町文化会館（金沢） 2022年　紙わざ大賞入賞作品展 /巡回 2022年　第47回近代日本美術協会大阪支部小作品展池田市立ギャラリーいけだ（大阪） 2022年　現代美術作家展ニュー・ロケーション -点線とのりしろ- 藤樹の里文化芸術会館展示室1.2（滋賀） 2022年　第17回国際タペストリートリエンナーレ Central Museum of Textiles（ポーランド /ウッヂ） 2023年　織りなすカタチ / ギャラリーパウゼ（東京）ワークショップ 2022年　「肖像を作ろう」/ 藤樹の里文化芸術会館（滋賀） 2023年　質感採集ワークショップ / 戸山公園(東京)