大野 咲樹 個展 OONO Saki solo exhibition GRAPH 2020年9月15日(火)から20日(日) 12:00から18:00 KUNST ARZT では、 大野咲樹の初個展を開催します。 大野咲樹は、平面作品における 立体感を考察するアーティストです。 「方眼紙」や「原稿用紙」といった既成の印刷物の イメージを複製、回転、再構成などの行為を通して 平面性を強調した「297×420」(2019)と 「800字」(2019)。 破る、ねじるなどの行為を通して、 皺や陰影の凹凸要素のあるカラーペーパーを撮影し、 写真で表現することで平面に帰着させる 「かたち1」(2019)や「かたち2」(2019)。 問うテーマは、過去の巨匠たちも追求してきた 絵画史上の命題ですが、実験的に、軽やかに、 さらりと形にする感覚、感性にご注目ください。 (KUNST ARZT 岡本光博) PRESS RELEASE |
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個展「GRAPH」展示風景(2020) |
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アーティスト・ステートメント 平面作品における立体感と平面性について興味があり、 奥行きを感じさせる陰影に変化を加えて 面構成の認識を作為的にずらすことで、 鑑賞者に図像の再認識を図ることを試みている。 例えば、ある立体物を正面から撮影した写真を見たとき、 写真に写っている物の形状は平面図であるにも関わらず、 その物を立体物として見える場合がある。 それは鑑賞者が写真に写っている物の奥行や 陰影などの情報を読み取り、 無意識に保管しているからではないかと考えている。 フィルム写真を現像する際に使用される、 印画紙と呼ばれる紫外線に当てると黒くなる紙の上に、 原稿をのせ、その上から感光させるフォトグラム という技法を用いて、線をモチーフとした平面と立体、 どちらとも読み取れる奥行の認識や、 面構成の認識について考察している。 |
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LINES#2 2019 242×192mm 紙、印画紙 |
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経歴 1997 高知県出身 2019 京都精華大学芸術学部 メディア造形学科版画コース 卒業 現在、京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻 版画専攻 在学中 展覧会 2018 グループ展「fermata」 ( アートギャラリー北野/ 京都) 2018 第43 回全国大学版画展 (町田市立国際版画美術館/東京) 2019 グループ展「ぞんざいな存在」 (多次元ギャラリー『キョロキョロ』/ 京都) 2020 グループ展 「The garden of the ray 6 Irradiation and emission 大野咲樹・星野想子」(O ギャラリーeyes /大阪) |