大石 茉莉香 個展
仮死状態

OISHI Marika solo exhibition
suspended animation

2017年6月20日(火)から25日(日)
12:00から18:00


KUNST ARZT では、昨年に引き続き、
大石茉莉香の個展を開催します。
大石茉莉香は、身体性を伴う絵画表現を通して、
TVやネットメディアから際限無く流される
イメージに対峙するアーティストです。
前回の個展では、塩酸を使って、
絵画を覆った幾層ものオブラート、
そしてさらには隠されたイメージそのものをも溶かす
公開パフォーマンスを行いました。
ご注目頂ければ幸いです。
(KUNSTARZT 岡本光博)



展覧会コンセプト

情報としてのモチーフをテーマに
制作してきた中で気付いた。
例えば画集の中の作品の画像、
その画像自体は作品ではなく
情報を視覚的に共有するためのデータだ。
データそのものは作品とは呼ばない。
世の中データが残りすぎている。
ほとんどの事柄がデータ化し保存されている。
では、データに残せないところに
芸術の可能性が無いかと考えた。
本展では、展覧会期間中の作品に
手を加えているその時間のみを作品とする。
現在進行形美術である。
データは、作品のように見えて作品ではない
それは「仮死状態」のようだと思った。
撮ること、データに残すことを禁じ、
「仮死状態」を極限まで封じることによって
私にとっての作品と考える状態を浮き上がらせる試み。

※写真、動画は撮っても良いが
モザイクまたはボカシを入れるのを条件とする。




「事実のゲシュタルト崩壊」

2016年  
4015×2510 
写真用紙にインクジェットプリント、
オブラート、塩酸、トタン板、木材



以下、個展 (((((事実のゲシュタルト崩壊))))))
2016年6月7日(火)から12日(日)
より







アーティストステートメント

私は、事実との距離感をテーマに制作をしてきた。 
誰もが知る歴史的事件のイメージを大きく引き伸ばし、
セルが見えるぐらいの解像度の印刷紙に
銀のペンキでペインティングをする。
わたしにとって銀のペンキは、
いまここにいるリアルな距離(0距離)である。
引き伸ばしたイメージは、遠くから見ると綺麗に見えるが、
近くで見ると銀のペンキとの解像度の差を感じる。 
情報はセルの塊でしかない。
荒さを美しく感じ、安心するのはなぜだろう。
生活する中で、情報としてモノを
見ていることが多くなっているからだろうか。



京都新聞 2016年6月11日付 沢田眉香子さん「大石茉莉香」展評






以下、KUNST ARZT での個展「Q±0」展示風景 (2014)









Q1#1

2012年 ペンキ、印刷紙








Q1#2

2012年 ペンキ、印刷紙







Q0#911

2012年 ペンキ、印刷紙



経歴

1988 大阪生まれ
2008 エディンバラ芸術大学に交換留学
2010 京都精華大学 芸術学部 洋画コース卒業
2012 大阪教育大学大学院 芸術文化 絵画コース修了

個展
2012 「Q1」展 ギャラリー自由空間
2014 「Q±0」展 KUNST ARZT
2015 「Q0Q0Q0Q0Q0Q0Q0Q0Q0…」 KUNST ARZT
2016 「(((((事実のゲシュタルト崩壊))))))」KUNST ARZT

グループ展
2011 LINK展 京都市立美術館
2012 LINK展 京都市立美術館
2013 LINK展 京都市立美術館
2014 LINK展 京都市立美術館
2015 LINK展 京都市立美術館




Q0#TVBOX

2013年 パンチメタル、印刷紙、パネル




展示風景 京都市立美術館










「Andy Warhol」× 3times
2016
同じ画像を3回インクジェットプリント
598×598 mm(額サイズ)
\ 50,000

「Andy Warhol」× 5times
2016
同じ画像を5回インクジェットプリント
598×598 mm(額サイズ)
\ 50,000

「Andy Warhol」× 5times
2016
同じ画像を5回インクジェットプリント
598×598 mm(額サイズ)
\ 50,000

「川久保怜」× 10times
2016
同じ画像を10回インクジェットプリント
422×346 mm(額サイズ)
\ 20,000