前田 真喜 個展 グッズ・バイ MAEDA Maki solo exhibition Goods-by 2024年10月29日(火)から11月3日(日) 12:00から18:00 KUNST ARZT では、2年振り、8度目となる 前田真喜の個展を開催します。 前田真喜は、ポップで暖かみのある “思考のカタチ”を生み出すアーティストです。 これまでも日常的に見慣れたモノの 違う表情を引き出してきました。 本展では、お菓子の空き箱など、 消費するものの傍らにあるものをモチーフにして、 カーブミラーなど屋外のなんでもない人工物の カタチと重ね合わせる構想です。 私物と公共物、そしてスケール変換を通して、 既視感を揺さぶられてください。 (KUNST ARZT 岡本光博) PRESS RELEASE 展覧会コンセプト トイレットペーパーや食品ラップが巻かれていた芯材や、 フルーツにかぶさっていたアミアミ、綿棒を支えていた 台紙などなど、使われたり食べられるもののかたわらで ひそかに存在していたものたちが残されて呆然と転がっている。 その飾り気のないかたちがひとつひとつ起き上がり組み立っていき、 たちまちイメージの中を自在に行き交うのを想像する。 MAEDA Maki (b.1992, Nagoya pref, lives and works in Kyoto ) is an artist who creates pop and warm "thought forms. She has been bringing out different expressions from familiar everyday objects. She graduated from the contemporary art course at Kyoto SAGA Junior college Of Arts. 助成 :石井慶治財団 |
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個展「グッズ・バイ」(2024)展示風景 photo by TERAOKA Kai |
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LIVING 2022 フェルト、毛糸、ダンボール、ボール紙、キルト布、 手芸紐、木材、アクリル絵の具、他 276×240×125cm |
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HAND 2022 ダンボール、フェルト、カードリング、アクリル絵の具、他 110×126×30cm |
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SEE 2022 フェルト、毛糸、キルト布、ビニールシート、 手芸紐、ダンボール、他 135×157×13cm |
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my kitchen 2022 木板、ボール紙、毛糸、フェルト、手芸紐、アクリルカラー、他. 91.3×50×3cm |
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ZIP フェルト、カラー紐、毛糸、刺繍糸 234×5×160cm |
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patan images 2022 空き箱にアクリル絵の具 以上、個展「パタン パタン」(2022)より |
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以上、個展 「組み立て式」(2020)展示風景 |
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アーティスト・ステートメント 繰り返し見ている光景は日常に飲み込まれていき、 特別な時間も形式のなかに収まれば だいたいみんな同化していく。 私がモチーフにするものは 経験の有無に関わらず 皆がなんとなく知っている物事である。 思い出/過去、平凡/非凡、日常/非日常、 あらゆる認識で散らばった物事を あつめて、模っていく。 触れているとそれぞれの立場が 変動し始めるように感じる。 作り出されたハリボテには固まった意味や 価値観を崩し、様々な物事を 平等にしてくれるような安心感がある。 |
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cf.PARC 2019 少し歩けば公園にたどり着き そこには見慣れた遊具たちが置かれている。 小さな頃はのぼったりぶら下がったりして 身体を使って遊んだが、今となっては通りすがりに 眺めるだけのオブジェのような存在になった。 人気のない閉鎖的な場所ではなおのことである。 そんな遊具ともう一度近い関係を持つ方法として その形になぞらえたものを手作りすることを選んだ。 個展「cf.PARK」(2019)での展示風景 N-MARK B1 / 愛知 |
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cf.JUNGLE JYM 2017 布、綿、毛糸、ダンボール、カラーテープほか 「sol nu 一つ黎明 -第1章 この風の生まれたところ」展 (2017)より アートスペース嵯峨 |
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ブロック塀 2017 色画用紙、ダンボール 「ウォホール美術」展(2017) KUNST ARZT より |
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ちよんち (もの置き @) 2019 祖母の毛糸、古着、布など |
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以上、個展 「ちよ」(2019)展示風景 |
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1:1 2017 模造紙に赤青えんぴつ |
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は見出し 2017 付箋/折り紙 以上、個展「TAIKU2 / タイクツ」(2017) より |
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展覧会ステートメント いつのまにか自然と存在している物事を一度は見過ごし、 忘れながら生活をしているけれど、どんな物事にも可笑しさが 潜んでいる事に気付く瞬間がある。 数年前12月24日の夜に起こり続けた出来事を 今も色濃く覚えている。 翌日の朝、目覚めるとプレゼントが用意されていた記憶は たくさんの人と共有もできる。 過去に戻り目撃することもできなければ、 不確かな未来へ行き実行もできない今だから、 多くの家庭で繰り返されているその出来事を回収し、 触れながら留めていきたい。 |
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以上、個展 「Clauset」(2015)展示風景 |
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ストライプ 2014 ひも、毛糸 |
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三角じるし 2014 布、フェルト、糸 |
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フタ○ 1 2014 毛糸、紐、木材 |
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PUSH 2014 有孔ボード、アイロンビーズ、アクリル版、木棒、他 |
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TOY 2014 空き箱、段ボールなどに塗料 以上、個展「SAMPLE」(2014)展示風景 |
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Characters 2013 軍手、糸、綿 手話の50音。 |
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Puzzles 2013 軍手、糸、綿 |
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Blocks 2013 ミクストメディア |
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Mascots 2013 軍手、糸、綿 以上、個展「カタチをつむ」(2013)展示風景 |
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経歴 1992年 愛知県生まれ 2013年 京都嵯峨芸術大学 短期大学部 現代アート領域 卒業 個展 2013年 カタチをつむ (KUNST ARZT / 京都) 2014年 SAMPLE (KUNST ARZT / 京都) 2015年 clauset (KUNST ARZT / 京都) 2017年 TAIKU2 / タイクツ (KUNST ARZT / 京都) 2019年 ちよ (KUNST ARZT / 京都) 2019年 cf.PARK (N-MARK B1 / 愛知) 2020年 組み立て式 (KUNST ARZT / 京都) 2022年 パタン パタン(KUNST ARZT / 京都) グループ展 2011年 アート亀山(三重) 2012年 ONE ROOM`12 (京都嵯峨芸術大学) 2012年 絵画道場 INDEX 2012 (京都嵯峨芸術大学) 2012年 CIRCULATION 4 (京都嵯峨芸術大学) 2013年 one room (京都嵯峨芸術大学) 2013年 京都嵯峨芸術大学 卒業・修了制作展 (京都市美術館) 2013年 Play (京都嵯峨芸術大学) 2014年 ONSA(Black bird White bird / 京都) 2014年 sagabees (SEWING GALLERY / 大阪) 2017年 ウォーホル美術 (KUNST ARZT / 京都) 2017年 sol nu 一つ黎明 - 第1章 この風の生まれたところ (アートスペース嵯峨) 2023年 満ちている空き地 (アトリエみつしま 1F Sawa-Tadori / 京都) 2024年 広がりの灯し (KOBE STUDIO Y3 4Fギャラリー / 兵庫) |
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