小嶋 晶 個展
誰かになる前

KOJIMA Aki solo exhibition
Before becoming someone

2020年5月5日(祝)から10日(日)
12:00から18:00

KUNST ARZTでは小嶋晶の初個展を開催します。
小嶋晶は、看護師経験のある表現者として、
他者との関りを通して事の本質を探究するアーティストです。
絵画を軸とした映像を組み込んだインスタレーションを通して、
図像の関係性やコンセプトが表現されます。
京都府新鋭選抜展の最優秀賞作品
「自分になる(2019-2020)」では、
個性化過程をドラァグクイーンをしている女性ら
3人のインタビュー映像、パフォーマンス映像、
50以上に断片化した「顔」の絵画で表現し、
アートアワードトーキョー丸の内2019の
グランプリ作品である
「情報としての生、または愛 Vol.2」では、
「生」についての考察を図示表現し、
第23回岡本太郎現代芸術賞展(4月24日まで開催中)では、
その考察をさらにユング心理学を援用し展開しています。
(KUNST ARZT 岡本光博)


PRESS RELEASE




自分になる / Be me

2019-2020
mixed media
Dimensions variable



アーティスト・ステートメント

看護師として働いてきた約十年間、
人間の生死と絶えず関わってきた中で生まれた、
アニマについての興味や関心が、私の創作の根源的意欲になっている。
しかしそれは人智の及ばない対象のため、焦点はいつもぼやけている。
そこで、多角的に辺縁をなぞることでその姿を捉えようとしてきた。

私にとって芸術活動とは、物事を捉えるための方法であり、
共有するためのツールである。私の捉えた物事と、
他者の捉えたそれは同じではないが、
どちらも物事の一つの側面である。故に他者との関わりを通して、
物事を捉え直していく必要がある。
新しく解釈した側面を「一つの事実」として視覚情報に還元する。
こうして事実を積み重ねていく事で見えるアニマの姿があると確信している。




情報としての生、または愛 Vol.2
/ Life as information,or love Vol.2

2019
mixed media
Dimensions variable

アートアワードトーキョー丸の内2019〈グランプリ〉
展示風景  撮影:木奥惠三


作品概要



経歴

大阪生まれ
2002年 関西医科大学附属看護専門学校 卒業
2016年 大阪芸術大学通信教育部デザイン学科 卒業
2019年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科
絵画専攻 油画 修了

出品歴
2020年 Kyoto Art for Tomorrow 2020
-京都府新鋭選抜展-(京都文化博物館、京都)
2020年 第23回岡本太郎現代芸術賞展
(川崎市岡本太郎美術館、神奈川)
2020年 transmit program 2020
(京都市立芸大ギャラリー@KCUA、京都)
2019年 アートアワードトーキョー丸の内2019
(行幸地下ギャラリー、東京)

受賞歴
2020年 Kyoto Art for Tomorrow 2020
-京都府新鋭選抜展-〈最優秀賞〉
2019年 京都市立芸術大学作品展〈大学院市長賞〉
2019年 アートアワードトーキョー丸の内2019〈グランプリ〉




Finding Anima

2017
mixed media
Dimensions variable