本田 莉子 個展
名もなき祝祭
HONDA Mariko solo exhibition
unknown spirituality

2021年4月13日(火)から18日(日) 
12:00から18:00

KUNST ARZTでは、本田莉子の初個展を開催します。
本田莉子は、古来からの人と布との関りをベースに、
スピリチュアルな場を生み出すアーティストです。
卒業制作作品でもある「儀式のように織る-大漁旗 3.11-」は、
地元福島の被災地で使われていた大漁旗を裂き、
アトランダムに並べ替え、“巨大な合掌”のような形に
縫製したインスタレーションです。 
本展は、今年2月に東京都美術館で行う、
鉄製の1m60㎝もある大きな針と糸を用いた
パフォーマンスから展開した展示の構想です。
ご注目ください。
(KUNST ARZT 岡本光博)



展覧会コンセプト

針と糸によって作られるものには、
目には見えないものへの信仰心が宿っているように思う。
その祈りは、たくさんの人には共有されにくい。
しかしある土地の、ある時間の中では
必然の行為なのだ、まぎれもなく。
それは時に、人が生き抜くための祝祭となる。
2020年から制作し始めた本作は、私自身或いは、
遠いどこかの誰かの物語。
未曾有の時代の中にいる私たちにとっての
針と糸の物語なのである。



press release


HONDA Mariko (b.1997,FUKUSHIMA pref,lives and works in Kyoto) is
a spiritual performance and installation artist using fablics.
She is an active graduate student in Kyoto University of the Arts.




名もなき祝祭

2020年
パフォーマンス



アーティストステートメント

見えないものを信じることは、
生き抜くための智恵でもある。
その智恵を、人が手で「もの」を作ってきた
歴史を辿り採集することと、
現代を生きる智恵として新たに「もの」を
つくることの両輪を以って、私自身の制作とする。




名もなき祝祭#2-#4

2020年
テキストと糸のインスタレーション



経歴

1997年 福島県まれ
現在、京都芸術大学修士課程在学中

主な展覧会 
2020年 「KUAD ANNUAL 2020」(東京都美術館)
2021年 「KUA ANNUAL 2021 
irregular reports いびつな報告群と希望の兆し」(東京都美術館)




儀式のように織る-大漁旗3.11-

2019年
大漁旗、竹