OKAMOTO Mitsuhiro curation FUKUSHIMA Art 岡本光博 キュレーション 「フクシマ美術」 2016年12月13日(火)から12月25日(日) 12:00から18:00 (月曜日休み) 井上明彦 / INOUE Akihiko 岡本光博 / OKAMOTO Mitsuhiro 田中恒子 / TANAKA Tsuneko Chim↑Pom やなせあんり / YANASE Anri 吉田重信 / YOSHIDA Shigenobu |
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KUNST ARZTでは、VvK(アーティストキュレーション)の17回目として、 岡本光博キュレーションによる「フクシマ美術」展を開催します。 「フクシマ」という”カタナカ表記”(注1)は、地名にとどまらず、 「ヒロシマ」「ナガサキ」同様、被爆地として、 “負”の意味を背負おうとしています。 この5年前の出来事を、まだ“負”と決めつけさせない 何かがあると信じたいのです。 当企画の大きな原動力となったChim↑Pomの怪作、 津波によって深い地層に閉じ込められていた種が 開花した水葵(万葉集では求愛の歌として詠まれた)を 象徴的に用いる吉田重信、 我々が“呼吸する”大地の上に生活することを 地質学者らの協力を得て突きつける井上明彦、 主婦/コレクターという視点から“雑巾”に 怒りや願いを込めた田中恒子、 エルフリーデ・イェリネクの3.11以降の世界に捧げるレクイエムである 「光のない。」を暗誦しながら彷徨い続けるやなせあんり そして私、岡本光博を含めた 6組のアーティスト(注2)の作品を通して、 その可能性を探ります。 岡本光博(本展キュレーション / KUNSTARZT主宰) 注1・・・”カタカナ表記”とは、海外において 日本語のままで通用するという意味を含みます。 注2・・・田中恒子は主婦/コレクターであり、 アーティストという意識はお持ちではありませんが、 そのことが逆により鋭い作品となって立ち現れています。 |
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展示風景 photo by INOUE Akihiko |
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井上明彦 / INOUE Akihiko 三つの水平線 Three Horizons <床> 見えない大地 invisible ground 2016 汚染土壌仮置場用遮水シート、水、廃木材 制作協力:株式会社エルヴェ環境 <壁> 左:パラレ:台湾蘭嶼島放射性廃棄物貯蔵所にて_A Parallel : at Lanyu nuclear waste storage A 右:パラレル:台湾蘭嶼島放射性廃棄物貯蔵所にて_B Parallel : at Lanyu nuclear waste storage B 2016 インクジェットプリント 329x483mm(シート) |
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岡本光博 / OKAMOTO Mitsuhiro r#254 コモレ(こどもモレシャン) 2016 黒フレコンバッグ(放射能汚染土廃棄袋)、目玉、マネキン r#249 モレシャンズ-福島県富岡町-2015年10月21日 2015 ターポリンにインクジェット |
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田中恒子 / TANAKA Tsuneko 1941 大阪市生まれ 1963 大阪市立大学生活科学部住居学科卒業 2016 個展「いつか なんか アート -集めれば愛-」 ギャラリー・モーネンスコンピス 他、グループ展多数 大雑巾 雑巾 2016 |
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Chim↑Pom 気合い100連発 2011 ビデオ copyright by Chim↑Pom Courtesy of the artist and MUJIN-TO Production |
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やなせあんり / YANASE Anri 1993 埼玉県生まれ 2016 京都造形芸術大学 美術工芸学科 写真コース 卒業 略歴 2016年「開校70周年記念国際交流展」弘益大学校 現代美術館 HoMA 2015年「PARK展」KYOTO ART HOSTEL kumagusuku (菊池のえる、松本杏菜、柳瀬安里の3人での出品) 2014年「DIALOGUE展」Johnbull Private Labo 京都店 線を引く 2015 ビデオ、テキスト |
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吉田重信 / YOSHIDA Shigenobu 水葵プロジェクト2016 |
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Art Annnual online 2016年12月23日「フクシマ美術」紹介 毎日新聞朝刊 2016年12月23日号 「フクシマ美術」紹介 週刊金曜日 2016年12月16日号 「フクシマ美術」紹介 京都新聞夕刊 2016年12月15日 河村亮さん「フクシマ美術」一面で紹介 Yahooニュース! CINRA.NETで「フクシマ美術」展紹介 artscape 2016年11月15日 高嶋慈さん「フクシマ美術」プレビュー |
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