Yo!SHIKO 個展 
Yo!SHIKO solo exhibition

Mirror mirror on the wall,

2025年3月11日(火)から16日(日)
12:00から18:00


KUNST ARZT では、Yo!SHIKO の初個展を開催します。
Yo!SHIKO は、ゲイセクシャルな視点から、
他者が求める姿、自身が望む姿を考察するアーティストです。
性行為をコミュニケーションの一形態と捉えており、
映像作品「FIVE STAGE(2022)」では、
kiss、oral、finger、sex、pillowという5段階の行為を
アブストラクトな動画に変換し、
鑑賞者に会場の導線上で追体験させました。
本展では、自身の顔面を複製し組み合わせた彫刻、
SNSを使い不特定多数と交流するための写真を用いた作品、
アダルトグッズを用いた作品などから構成予定です。
(KUNSTARZT 岡本光博)



展覧会コンセプト
 
 「もう一人の自分とキスができるのか」
という発想をもとに制作を始めました。
私は、性行為をコミュニケーションの一形態と捉え、
自分と他者の関わり方について考察し制作を続けてきました。
コミュニケーションをとる際、他者に好かれるために
外見や行動を変えたり、年齢や体重などの個人情報を
偽ったりしながら、「求められる姿」を演じてきました。
演じることは性行為の場面に限らず、人が社会や人間関係の
中で行っていることと同じだと考えます。
 制作を続けていく中で、演じる姿は自分の一側面に過ぎないと
感じるようになりました。そして、「鏡に映る自分は
本当に私が求める姿なのだろうか」
「多様な側面を持つ私は本当に私が望む存在なのだろうか」と、
自分自身のあり方や自分自身が求める姿を
問い直すようになりました。



PRESS RELEASE



Yo!SHIKO (b.2002, Yamaguchi pref, lives and works in Kansai)
is an artist who examines what others want
and what he wants from a gay-sexual perspective.
He graduated from the contemporary art course
at Seian University of Art and design.



GREETING
2024 
可塑性ポリ塩化ビニル、ブロンズ
作品タイトル≪GREETING≫は、『性器の写真交換』という
独特なコミュニティ内の挨拶に由来している。
作品は黒い伸縮性キャンバスとブロンズ像で構成され、
送られてきた男性器の写真とその持ち主の身長をもとに制作した。




FIVE STAGE
2022 
kiss、oral、finger、sex、pillow
の5つの映像からなるループ作品 サイズ可変




Holy water sprinkler
2024
ピンクローター、釘 
100×840×70o




Men with a Pearl 
2024 
ディルド、ビーズ、発砲スチロール 
ペニスの皮下ににパールを挿入し、身体拡張を行う様子は、
男性的な象徴に女性的な装飾を施すギャップと、
拡張された性器で行為することによって
自分に自信がつくと考えることに面白さを感じた。
70×70×220o



経歴

2002年 山口県生まれ
2024年 成安造形大学 芸術学部 芸術学科 
美術領域現代アートコース卒業

展覧会

2024年 成安造形大学卒業制作展2024 京都市京セラ美術館
2024年 お盆ナイト2024「a newborn point connection」
(新生点接続) ZaisyohouseKoide