![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|||
![]() |
|||
《##0》 2022 パネルにアクリル 2250×2250mm |
|||
下村 悠天個展 SHIMOMURA Yutaka solo exhibiton 2023年3月28日(火)から4月2日(日) 12:00から18:00 KUNST ARZTでは、下村悠天の個展を開催します。 下村悠天は、二次元のキャラクターへの関心、欲望から、 結果として、絵画的イリュージョンを誘発させるアーティストです。 《#》シリーズは、膨らませた風船の上にアクリル絵具で キャラクターの顔を描き、萎んだ状態を“絵画”として 表現する連作です。萎んだ状態であることが、 キャラクターが3次元化したことの証でもあり、 729個もの萎んだキャラクターの顔がシンプルに 並べられた作品《##0》には、圧倒的な凄みがあります。 本展は、現在展開中の《⊥》《#》《\》の3シリーズを 同時にご覧いただける構想です。 お楽しみに。 (KUNST ARZT 岡本光博) PRESS RELEASE |
|||
![]() |
|||
《 \ 》 2022 アクリル 300×210mm |
|||
アーティスト・ステートメント 《⊥》シリーズについて 現代においてタッチパネルやVRゴーグルといった デジタルデバイスを通した経験(VRchat、Vチューバー配信など)は、 私にとってかつてのキャラクターに対して 新たな欲望を喚起するものであった。 それは今までキャラクターを見るという一方的な関係は、 相互的な関係を結ぶことで、”触れたい”という 触覚的なものへの欲望を誘発させたのだ。 そして以下のプロセスを経て作品が出来上がった。 [1]一色で平滑に厚く盛られた乾いていない絵の具の下地を作る。 [2]デジタル上で描いたキャラクターの絵を、 わずか0.21mmの薄い膜に印刷し、 それを[1]で出来た下地に貼り付ける。 [3]その画面を自身の指で触れる。 ※[2]でできたフラットな表面のキャラクターの図像は、 触れることで下の厚く盛られた絵具の層が現れ、 シワや凹凸を作り「立体的に」立ち上がる。 二次元の絵画(キャラクター)は、一度は作者(私)によって、 インタラクティブに三次元(肉体)的に触れることを可能にする。 しかし、絵具が乾いていくにしたがって、触覚的なものは 視覚的なものとして浸透していく。 それは「人はキャラクターには結局触れることができない」といった、 キャラクターを物質化することで不可避的に生じるズレ、 その関係構築の不完全さを生むものであった。 しかし、そこに発生する絵画的イリュージョンが、、、、 |
|||
![]() |
|||
《⊥ #40》 2022 パネルに綿布、転写シート、アクリル 540×405mm |
|||
経歴 1999年 滋賀県生まれ 2018〜 京都市立芸術大学 美術学部 美術科 油画専攻 入学 現在 京都市立芸術大学院修士過程 絵画専攻油画に在籍 【グループ展】 2023年 「ARTISTS? FAIR KYOTO」/京都文化博物館/(京都) 「Study:大阪関西国際芸術祭」/大阪府中之島図書館、 グランフロント大阪/(大阪) 2022年 「とけあう痕跡」/YOD TOKYO/(東京) 「It?s Gonna Be Awesome!!! part2」/YOD TOKYO/(東京) 「Open Studio Exhibition」/京都市立芸術大学/(京都) 「SMILE」/SUNABAギャラリー/(大阪) 「ゆうだち」/新宿眼科画廊/(東京) 「京都市立芸術大学 作品展」/京都市立芸術大学/(京都) 「ゆきどけ」/新宿眼科画廊/(東京) 2021年 「婆娑羅系 II」/SUNABAギャラリー/(大阪) 「むなの在りか」/aotake/(京都) 2020年 「裏kawaii II」/SUNABAギャラリー/(大阪) 「スーパースプラウト〜超☆芽吹き〜」/マンションみどり/(大阪) 2019年 「京都市立芸術大学 プレ作品展」/元崇仁小学校/(京都) 「浮遊する変体 vol.2 coexitence」/KAGANHOTEL /(京都) |
|||
![]() |
|||
《⊥ #30》 2022 パネルに綿布、転写シート、アクリル 275×195mm |
|||