澤田華 個展
SAWADA Hana solo exhibition

ラリーの身振り
Gesture of Rally

2017年5月30日(火)から6月4日(日)
12:00から18:00



KUNST ARZT では、2度目となる
澤田華の個展を開催します。
澤田華は、コピー(写真や印刷物)と
ノイズ(不確かな情報)について考察するアーティストです。
社会通念上、ノイズとしてスルー、排除される情報と
向き合うことによって、批評性を生み出しています。
映像作品「Coping with Noises」では、
断片的な会話のメモを起点に、
可能な限りリアルな会話へと補完し、演者に演じさせ、
連作「Blow-up」では、写真や印刷物上の不鮮明な細部に着目し、
多角的な検証を行った上で、それを立体化しました。
本展では、「Blow-up」シリーズを
展開させたものがメインとなる構想です。
ご注目頂ければ幸いです。(KUNST ARZT 岡本光博)




「Blow-up (an object in COLONIAL VIRGINIA)」

2016
帆布、アクリル絵の具、インクジェットプリント



アーティストステートメント

理解できない物事は人を不快な気分にさせることがあり、
そうしたものには無視することで対処してしまいがちですが、
無理やり見えなくしても根本的には何も解決しないのだから、
できるだけ不快に感じることや分からないものを簡単に
自分の世界から排除してしまいたくないと思っています。
近年の作品では、写真の不鮮明な細部や、
断片的な会話のメモなど、限られた情報しか持たないために
全体の意味を理解できないものや、
それが何か言い当てられないようなものを扱っています。
そうしたものを他のメディアに置き換えたりしながら、
情報が抜け落ちている部分をできるだけ補完し、
想像を展開させています。
それは、一度距離を取ろうとしたものとの距離を詰める、
あるいは測る作業であり、分からないことを忘れないための
作業でもあります。
自分の都合のいいように勝手に思い込んで、
決め付けてしまうことを回避するように、
結果的な答えが導き出されるわけでもなく、
ただひたすら平行線を辿ることは、
何らかの意味をもたらすでしょうか。
大声で何かを言わない、大きな変化をもたらさない、
そんな態度の在り方について考えています。




「Coping with Noises」

2017
映像、15分38秒



経歴

1990年京都生まれ
2014年 京都精華大学 芸術学部 メディア造形学科 版画コース 卒業
2016年 京都精華大学大学院 芸術研究科 前期博士課程 修了

個展
2015年 【C】【A】【T】(kara-S /京都)
2014年 Second contact(KUNST ARZT /京都)

主なグループ展
2017年 未来の途中の星座(京都工業繊維大学 美術工芸資料館 / 京都)
2017年 群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館 / 群馬)
2016年 Reproduction(成安造形大学ギャラリーアートサイト / 滋賀)
2016年 「架設」2015 第二期『齟齬の検証』(京都精華大学T-101)
2015年 はてなのちゃわん(Kara-S / 京都)
2015年 反響定位-Work in progress 2015-(出水団地第三棟 / 京都)



以上、個展 Second contact
より
2014年10月7日(火)から12日(日)




「The portraits #2」

インスタレーション
2013
インターネット上から拾ってきたアインシュタインの
「同じように見える」肖像写真を使った作品。