大谷史乃 個展
presence

OTANI Shino solo exhibition
presence

2014年11月18日(火)から23日(日)
12:00から19:00 (最終日17:00まで)






KUNST ARZT では、大谷史乃の個展を開催します。
大谷史乃は、独特の感性で“モノの存在”を
探究するアーティストです。
これまで一貫して、「モノがどのように見えて、
どのように認識されるのか」
という切り口で作品を展開しています。
ウェブ上にあった旅行者による「金閣寺」の
スナップ写真から立体的に復元した「5 scenes(2011)」、
国宝の八橋蒔絵螺鈿硯箱の写真を
短冊状にカットしたものを
箱状に編み再現した「八橋蒔絵硯箱(2011)」、
糸からキャンバスを作り出した「みるための(2010)」
というユーモラスな展開から、
近年は、スピリチュアルに“あるとない”のギリギリの
狂気の境界線を提示しています。
墨絵のように黒の濃淡・明暗に色彩を限定した、
ほとんど影のような写真イメージが、
かろうじて支持体としての体を成している
透明素材に浮かび上がっています。
ご注目いただければ幸いです。
(KUNST ARZT 岡本光博)







soap bubble #4
ガラス、アクリルメディウム
銀塩プリント
2014



kageutsushi #1
アクリルメディウム
銀塩プリント
2014



kageutsushi #2
アクリルメディウム
銀塩プリント
2014


アーティスト・ステートメント

わたしはアクリルメディウムで作った透明な物質に、
写真などのイメージを焼きつけ、作品をつくっています。
アクリルメディウムは透明で、
存在しないかのような素振りでだらしなく重力に従います。
焼きつけられたイメージは、ぼんやりと浮かびあがり空間にただよいます。



glass 

2013
アクリルメディウム、銀塩プリント




window

2013
アクリルメディウム、銀塩プリント



経歴

1986年 群馬県生まれ

個展
2012年 transparent | GalleryOrt、京都

グループ展
2014年 collection/connection | 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
2012年 吉田奈々・大谷史乃 二人展 | 京都市立芸術大学小ギャラリー
2010年 アンカーはバトンを持って走る | 京都市立芸術大学大ギャラリー



construction 

2014
アクリルメディウム、磁石、銀塩プリント




5 scenes

2011
ポリエステル




八橋蒔絵硯箱

2011
10カットの写真




みるための

2010
麻、綿、バインダー