森田 志宝 個展 「漆の表面張力」

MORITA Shiho solo exhibition
Surface tension of lacquer

2019年7月16日(火)から21日(日) 
12:00から18:00


KUNST ARZTでは、地元京都で、関西初個展
となる森田志宝の個展「漆の表面張力」を開催します。
森田志宝は、糸に漆を塗り、無数の漆玉が連なる
“漆糸”を空間に解き放ってきたアーティストです。
表面張力という自然現象から生まれた漆玉は、
水滴のようなみずみずしさと美しさを内包し、
糸に生命感を与えます。ご注目ください。
(KUNST ARZT 岡本光博)


PRESS RELEASE




個展 「漆の表面張力」2019 より
撮影:OFFICE MURA Photo




沈黙のゆくえ

2017 
漆、絹糸
h400,w200,d450cm

沈黙の中で、意識下で静かに
うごめく感情を糸の流れで表現した。



アーティスト ステートメント

雨の日に蜘蛛の巣に水滴がつく様子から着想を得て、
蜘蛛の糸と似た成分を持つ絹糸を使い、漆を塗った。
漆は表面張力によって球体になり、
絹糸には無数の漆玉が発生した。

水滴はやがて蒸発して消えるが、
漆玉は漆が空気に触れることで固まり、その場に形が残る。


私はこれを「漆糸」と呼ぶ。
漆糸を空間の重力にさらし、
素材や自然現象と向き合うことは
まだ私の知らない漆を知る手がかりになると考える。




こびりついた偶然

2017 
漆、絹糸 
h400,w200,d500cm

糸に漆玉が生まれる偶然性と、人が生きる時間に
起こる偶然の二つの意味を重ね制作した




clearunclear

2013 
漆、絹糸 h80,w140,d140cm

蜘蛛の巣の形から発想した。
この作品は光の当て方により、糸が見える部分と
見えない部分が生まれる。
一面から見るだけでは全体を捉えきれないことを表現した。



経歴
1990 京都府出身
2016 富山大学 大学院 芸術文化学研究科 修了

展覧会/賞歴

個展
2018 「必然の往来」(企画展 アートの今)
アートハウスおやべ/富山
2017 「こびりついた偶然」Ohshima Fine Art /東京
2014 「clearunclear」(企画展 ARTBOX152)
西田美術館 /富山

主なグループ展他
2017 「雲の上の展覧会」富山市民プラザ
2017 「アートハウスおやべ現代造形展」
アートハウスおやべ
2016 「FINE ART/UNIVERSITY SELECTION 2016-2017」
茨城県つくば美術館
2016 「高岡クラフトコンペティション2016」[13,16]
高岡大和
2016 「漆芸の未来を拓く 生新の時2016」[14,15,16]
石川県輪島漆芸美術館
2015 「神通峡美術展」旧小羽小学校 /富山
2015 「あいづまちなかアートプロジェクト」[14,15] /福島
2015 「Boundary line」ギャラリー無量 /富山
2014 「越中アートフェスタ2014」富山県立近代美術館
2013 「recollection~素材と時間~」ギャラリー無量 /富山

賞歴
2017 「アートハウスおやべ現代造形展」大賞
2016 「高岡クラフトコンペティション2016」 漆奨励賞
2016 富山大学 修了制作「揺るやかな断絶」 漆工奨学賞
2015 「神通峡美術展」インスタレーション部門 奨励賞
2014 「越中アートフェスタ2014」立体部門 
優秀賞、富山県文化振興財団賞




不断髪

2017 
漆、絹糸 
h400,w200,d450cm

黒の漆糸を、断ち切ることのない
長い髪の毛に例えて制作した。












surface tension - RED
2019
漆、絹糸
\ 50,000