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水口菜津子 個展
「Galiban Traveler」
MIZUGUCHI Natsuko solo exhibition
Galiban Traveler
2017年7月25日(火)から30日(日)
12:00から18:00
+日替わりworkshop 8月1日(火)から6日
KUNST ARZT では、3度目となる
水口菜津子の個展とワークショップを開催します。
水口菜津子は、主にガリ版表現を通して、
人・コト・モノをつないできたアーティストです。
多岐にわたる形式(タブロー、絵本、陶器・・・)に、
その都度、対応して用いてきたガリ版表現には、
彼女の作品に内在する素朴さ
やかわいらしさが活かされています。
本展では、1週目に新作を中心とした
ガリ版表現作品の展覧会を開催し、
2週目に日替わりワークショップを開催します。
ご注目頂ければ幸いです。(KUNSTARZT 岡本光博)
アーティスト・ステートメント
「ガリ版?!」という未知の言葉をきっかけに
ガリ版を通じた旅がスタートしました。
ガリ版について、思い出し、語る人々の言葉、
ガリ版を大切に考え、伝承してきた人々の活動、
先人の残したものなどに触れることで、
過去、現在、未来、時空を行き来する生き物
ガリバントラベラーNazentaという視点が生まれました。
そして、その視点を大切にしながら、
ゼロから自身の制作を通じた試行錯誤も始まりました。
明治時代の発明である謄写版は、
わずかな道具や材料を使う、
シンプルな仕組みの印刷器です。
にも関わらず、続けていくと、自ずと 先人の知恵や工夫など、
様々なことが 発見できるような奥深さもあるのです。
私にとっては、 ガリ版は単に簡易印刷器ではなく、
様々な事物をつなぐメディアであり、
現代のアートを追求する可能性そのものです。
近年、各地でワークショップの機会をいただくようになりました。
参加者の大半が初めてガリ版と出会う方々です。
ガリ版印刷の方法だけでなく、みなさまに、
私のガリ版最新情報をお伝えできるよう、
日々、新しい試みを交え、制作を続けています。
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水口菜津子 個展 「Galiban Traveler」 2017年展示風景より
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水口菜津子 日替わりガリ版ワークショップ
2017年8月1,2,3,4,5,6日
(少し変更しています。)
(最新情報はトップページをご覧ください。)
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※各回、定員5名
※各日(6日以外)、小学生以下1000円引き、中学生500円引き
※6日は、2時間程度、ハガキサイズの作品を制作していただきます。
※お時間は目安です。延長する場合がございます。
※持ちもの よごれても良い服装、もしくはエプロン、(下絵)
※申し込みは電話tel 090-9697-3786かメール<kunstarzt@gmail.com>
※定員数に達し次第締め切ります
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■コンセプトと経緯 !
2005年にガリ版?
という名前も知らない明治時代に発明された印刷器に出会い、
今まで培ってきたアートやデザインについての
感覚が価値観ががらりと変化する機会を得ました。
全くゼロの状態で、美術の専門家でなく、
行き当たりばったり出会うとても
普通の人々のおぼろげな記憶 の断片から、
すこしずつ学ぶ感覚。
知らない間に「便利」に順応していた自身の感覚。
主な制作物のガリ版 新聞は
長らく下手で読みづらい新聞にも関わらず、
面白い出来事が連続する不思議な感覚。
近代化してく日 本が現在まで歩んできた時代背景について
思い巡らす感覚。時代の表舞台から姿を消したものの、
今なお、 伝承活動を続ける大変熱い想いを持った
ごくわずかな人々との出会いから感じる感覚、などなど、、。
それ らの想定外に現れる感覚の気づきが新鮮で面白く、
日々が過ぎて行きました。
2014年の「ガリバントラベラー」では、
ガリ版の可能性について、
先人の取り組んだことのない方向性 で
表現を模索するところから始まりました。
ある意味ガリ版は過去の歴史の中に必然的に存在し、
その時代 の流れの中で先人たちが
試行錯誤して研究しつくしてきたのではないか、
今を生きる私のリアリティーのある
ガリ版とは何かという疑問があったからです。
しかし、自身がガリ版と関わる中で
面白いとその都度、思っ たことこそ、
シンプルにリアリティーのある表現に
つながるのではとふと思えてきたのです。
そこで今回のテーマが見えてきました。
■今回の展示のステイトメント !
確かにガリ版らしさは存在します。
ただ今を生きる私がその表現を模索する以外の方法で
生み出すことがで きるのかは未知です。
そこにはそこに生きていた人たちの
つくる時代の空気があったからです。
明治時代に 発明されたガリ版には、
明治、大正、昭和を生きる
今の日本の基盤を作り上げたような
濃厚な人々の記憶と ともに
時代の流れの中にずどんとやはりあるのです。
しかし、私にとっては、私の世界にある日、
あらわれた存在でもあるし、そして面白いという感覚こそ、
私にとってのリアリティーであるといえます。
とにかく私がガリ版と出会った日は
驚くほど面白い日であったと覚えています。
その原点に立ち戻り、現在までつなぎ、
表現を行いたいと考えています。
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舞う
2015
コロジオン、ガリ版刷り;
パネル、紙、インク、アクリルガッシュ
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ダリア
2015
ガリ版刷り;紙、インク
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包み紙
2015
ガリ版刷り;紙、インク、蝋原紙
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35mlのガラス瓶
2015
ガリ版刷り;紙、インク、蝋原紙
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以上、
個展 「ガリ版面白キ」
2015年4月21日(火)から26日(日)
より、
以下、
個展「ガリバントラベラー」より
2014年4月29日(祝)から5月4日(日)
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corn
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Tea time for ours
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under a tree
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(プロフィール)
水口菜津子(みずぐちなつこ)/ アーティスト
1981年 京都生まれ。
2009年 京都市立芸術大学
美術研究科ビジュアルデザインデザイン科修了。
2005年に偶然、ガリ版と出会い、
新聞発行などの活動を始める。
現代のアートとして、
ゼロから築かれてきた現在進行形のガリ版との関係性、
自分らしい感覚を大切にしながら、可能性を探っている。
個展
2017年「Galiban Traveler」 KUNST ARZT(京都)
2015年「ガリ版面白キ」・ KUNT ARZT(京都)
2014年「ガリ版トラベラー」・ KUNT ARZT(京都)
企画展・グループ展
2017年 ガリ版ー再考ー/ ART FOURM JARFO(京都・岡崎)
2017年 K2展 vol.9.5 / 博宝堂(京都・岡崎)
2016年「Book Art」展・山崎書店(京都)
2016年 ガリ版伝承館企画展2016 「新・ガリ版の表現展」・
ガリ版伝承館(滋賀)
2016年「K2 vol.9」展(2008年より毎年参加)・
京都市美術館 別館
2015年「京展」(入選)・京都市美術館
2009年「作品展 / 京都市立芸術大学 」(大学院市長賞)
・京都市美術館
2008年「みどりの停留所写真展
〜全国のたちどまりたい風景と風景をつなぐみんなの写真展」
・岡本宿公民館(滋賀)
2008年「梅染塾展」・川井家(京都)
ワークショップ
2017年 Galiban Traveler 関連企画
「日替わりワークショップ」・KUNST ARZT(京都・岡崎)
2016年12月17日・「ガリ版でひと味違う年賀状を作ろう!」・
長岡京市中央生涯学習センター(京都・長岡京市)
2016年11月23日・「ガリ版印刷講座@旧・野村医院診療所
vol.1 〜はじめてのガリ版 わたしらしい冬の絵はがき☆」
(奈良・山添村)
2016年8月6日・「ガリ版でオリジナルドレスを描こう!」・
ポーラ美術館(神奈川・箱根)
2016年5月〜2017年2月・「ガリ版アート講座」連続8回・
蒲生コミュニティセンター(滋賀・蒲生)
2015年11月11日・「懐かしくて新しい
ガリ版アートでポストカードを作ろう!」・
淀川市民生協 スマイル委員会(大阪・茨木)
2015年8月2日・「味わい深いオリジナルはがき」・
長岡京市中央生涯学習センター(京都・長岡京市)
2014年11月3日・「ガリ版でMyファッションプレート」・
神戸ファッション美術館(兵庫・神戸)
プロジェクト
2005年〜大枝アートプロジェクト(京都)
出版
2016年「The Elephant's Garden ぞうのにわ」
(ガリ版絵本、限定8部)(Book Art展にて展示販売)
2011年「大枝・大原野〜みどりの停留所をつなぐ〜vol.1」
(アートディレクション)(かもがわ出版)
新聞
2005年〜 大枝新聞〜みどりの停留所新聞
不定期発行(2016年現在、vol.0〜vol.34)
活動、他
2017年 ガリ版オリジナルトートバック制作
2017年 蒲生マップ表紙(ガリ版多色刷り)
2017年 ガリ版名刺制作
2017年 suzuranelca ガリ版ショップカード
2016年 野菜カフェの店舗の絵画制作(大阪・江坂)
2015年〜ガリ版マンガ「あさひとさくら」
がまチョコ連載(全18回)(滋賀)
2012年「Hello,Kappan」活版印刷と職人さんの
魅力を伝える読み物と便せん(デザイン)発行(京都、他)
2011年 富永屋シャッター再生、絵画制作、
「富永屋に竜がやってきた」(講演会)・富永屋(京都)
他、ロゴ、キャラクターデザイン、印刷物デザイン、
イラストレーション、陶器、文章、ガリ版刷り物など
メディア掲載
「ガリ版でひと味違う年賀状を作ろう!」(2016)
朝日新聞デジタル、京都新聞デジタル、京都新聞
「ガリ版伝承館企画展 新・ガリ版表現展」(2016)
毎日新聞、読売新聞、中日新聞、
滋賀報知新聞、産経新聞、湖国とりびゅぬ、など
「ガリ版アート講座」(2016-2017)/2016年 京都新聞、中日新聞、
毎日新聞、滋賀報知新聞、東近江スマイルネット、滋賀ガイド、など
「ガリ版面白キ」(2015)/2015年
京都新聞、京都リビング、月刊あそぼ、など
「ガリ版トラベラー」(2014)/2014年 京都新聞、など
「みどりの停留所新聞」(2005-)/2014年、
2013年(放送)Eテレ 団塊スタイル(NHK)
、2013年 京都新聞、2010年(放送)ゆうどきネットワーク(NHK)など
「富永屋に竜がやってきた」(2011)/2011年 京都新聞、など
「大枝・大原野〜みどりの停留所をつなぐ〜vol.1」/2011年
京都新聞、NHK、洛西ケーブルテレビ 2009年
京都新聞(カメラはみた) 、など
「ガリ版合宿」(2007-2010?)/2008年 滋賀報知新聞
「みどりの停留所写真展 〜
全国のたちどまりたい風景と風景をつなぐみんなの写真展」
(2008)/2008年 京都新聞、など
「梅染塾展」(2008)/2008年 京都新聞
大枝アートプロジェクト/京都新聞、中日新聞、KBSラジオ、
NHK、洛西ケーブルテレビ など多数
ホームページ http://natsuko-mizuguchi.com |
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