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小松可奈子個展 KOMATSU Kanako solo exhibition 乳ノーマル my milky new normal 2022年5月3日(祝)から8日(日) 12:00から18:00 KUNST ARZTでは、3年ぶり3度目となる 小松可奈子の個展を開催します。 小松可奈子は、慣例や習慣から感じた違和感を、 しれっとポップに昇華させるアーティストです。 「コロナ禍の中での妊娠出産を経て、 日常が非日常になり、その逆にもなった」という体験を経て、 独特の毒気を含んだユーモアを内包し、 ニューノーマルならぬ“乳ノーマル”として表現します。 (KUNST ARZT 岡本光博) PRESS RELEASE 展覧会コンセプト "自分、私というものが在るとして、 出産し子と暮らしていると、 自分が「母親」というものに知らず知らずに溶かされ、 母乳のような白色に染まっているような気になった。 その自覚すらだんだんなくなっていくのかもしれない。 new normalなんていうけれど、 私は乳 normalかと、くだらんことを思う。" (2021年5月16日 自身のFacebookの投稿より) コロナ禍にいよいよ全世界が向き合わざるを 得なくなった2020年春、 私はずっと背けていた「妊娠」を試みた。 そしてそれはあっさりと成功し、 「妊婦」として約一年間過ごし、 2021年冬に「出産」をし、 2022年の今は「育児」というものをしている。 これまで経験したことのない乳(乳児)に戸惑い、 乳に泣き、乳に笑わされ、乳と共に生きる日々。 それと同時に今までの「当たり前」が、 トロッと粘度を持った何かに塗り替えられているような、 垂れ流されているようなそんな感覚もある。 乳にまみれた私の新しい日常を記録してみる。 After I gave birth to my baby, breastfeeding her, I felt as if I had been unknowingly melted by the "mother image" and was being dyed white like mother's milk. Perhaps even this awareness will be gradually fading away, and I have found myself wondering if I'm in a "milk normal ( in Japanese,milk is pronounced [new] ) " when they say "new normal". ( May 16, 2021, from my own Facebook post ) In the spring of 2020, when the whole world was forced to confront the Corona disaster, I was trying to get pregnant, which I had been trying to avoid for a long time. It was an easy success, and I spent about a year as a pregnant woman, gave birth in the winter of 2021, and now in 2022, I'm raising my child. Because I had never experienced breastfeeding, the milk from my breast, which reminds us maternity, made me confused, cry and sometimes laugh. I have managed to get along with it. At the same time, I feel as if the "norm" that I have been familiar with is being repainted with something milky spilled over on it. I'll try to record this milky new normal of mine. KOMATSU Kanako (b.1982, Aomori pref, lives and works in Tokyo) is an artist who expresses the sense of discomfort she feels from conventions and customs in her pop art. She graduated from the Department of Science of Design at Musashino Art University. |
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こんな感じ a diaper 2021 紙オムツ、フェルト、刺繍糸 30×30cm 今まで知らなかったオムツの中身をかわいく再現 |
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愛がほしい 2019 書籍、雑誌から切り出した「愛」 |
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愛なき世界 2019 CD:「愛」を削除したモーニング娘の曲 歌詞カード:「愛」を切り抜いた歌詞カード |
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愛を踏みにじる 2019 玄関マット |
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永遠の愛 2019 メルカリに売りに出されていたペアリング メルカリの画面をプリントしたもの |
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うすっぺらい愛 2019 「愛」の形に切り抜いた婚姻届け |
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愛を焼き付ける 2019 パフォーマンス、饅頭、焼き鏝 以上、個展「1mgの愛」(2019)より |
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アーティスト・ステートメント 私は「今」を生きている。 「今」を生きている人間ゆえの、 みずみずしい実感がある。 日常生活での些細な気づき、 ふと感じた違和感、過去のほどけた記憶の 断片などを手がかりに、何かを用いて、 何かを作りだしている。 それによって今の世の中の空気や 人間のかわいさ、哀しみ、滑稽さなどが 滲み出ることをちょっとだけ期待している。 |
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「みかんせい」ワークショップ |
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mikan-sei みかんせい 2015 みかん 世界はまだ完成しないまま |
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becquerel 流行のTシャツ 2017 Tシャツにインクジェットプリント 福島県に住む私には「ベクレル」という単語は嫌がおうにもつきまとう。 いっそファッションとして消化できないだろうかと思い制作した。 |
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経歴 1982 青森県生まれ 2006 武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科 卒業 個展 2017 「日常のカケラ」 八戸ポータルミュージアムはっち/青森 2018 「ホームシックhome-chic」KUNST ARZT 2019 「KA-TE-I」JINEN GALLERY/東京 2019 「1mgの愛」KUNST ARZT 2020 「恋の葬式」新宿眼科画廊 /東京 グループ展ほか 2015 せんだい21アンデパンダン展 TURN AROUND/宮城 2015 第6回 東京アンデパンダン展 EARTH+GALLERY/東京 2016 SICF17出展 スパイラルホール/東京 2017 SICF18出展 スパイラルホール/東京 2017 アーティストインレジデンス 「京都:Re-Search in 福知山」 2018 SICF19出展 スパイラルホール/東京 2018 ポートフォリオ展2018 新宿眼科画廊 2019 東京インディペンデント2019 東京藝術大学陳列館 / 東京 |
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ningenmoyo 人間模様 2017 レース糸、ネット 人間は関係性を作る 以上、 個展「ホームシック」 2018年 より |
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大きな愛 2019 牛皮、木、釘 \ 40,000 |
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愛を踏みにじる 2019 玄関マット \ 15,000 ed.10 |
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愛がほしい 2019 書籍、雑誌から切り出した「愛」 \ 12,000 |
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人間模様 human pattern 2018 レース糸、かぎ針 \ 100,000 |
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homesick 2018 実家の毛糸、実家の風呂敷 \ 50,000 |
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ほぼほぼ 2018 \ 3,000 ed.30 |
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![]() for the collection of KOMATSU Kanako's works |