galloping woman
2023　
インクジェットプリント、頭髪、アクリル　
1800×1200×100 ㎜
髪という「境界」に位置する現象について考え、
新たな身体の獲得を目的とし、
セルフポートレートに自身の髪を植毛した作品。

菊池 詩織 個展
KIKUCHI Shiori solo exhibition

blind

2024年9月17日（土）から22日（日）
12:00から18:00


KUNST ARZT では、菊池詩織の初個展を開催します。
菊池詩織は、野生、本能についての考察を
実践するアーティストです。
卒業制作作品でもあるベッドに全裸で四つん這いの
セルフポートレートに自身の髪を植毛した
「galloping woman（2023）」は野生化した
女性をこれ以上ない強度で突きつけました。
本展では、ギャラリーに食卓、ベッドを配置し、
人間の生活空間に見立て、
そこに植木鉢に入れられた植物、
おむつさせられた鶏を持ち込み、
作家は会期中、共に過ごします。
（KUNSTARZT 岡本光博）



ステートメント、コンセプト

植木鉢に入れられた木と、おむつを履かされた
鶏をインストールし、人間の生活空間をつくります。
家の中で人間は、植物は植木鉢に入れることを、
動物は首輪（リードも含め）や、ゲージ、
おむつを履くことを強いています。
人の生活の中に”当たり前”に組み込まれた
多種への暴力性に注目し、ギャラリーという作品を
鑑賞する場所で、 生活空間を展開し、他種と
生きていくことについて考えます。


PRESS RELEASE

8種類の筆
2023
孔雀、白鳥、鼬、狸、猫、馬、猿、人間

人間特有の「書く」という文化には
昔からあらゆる植物や動物が利用されてきた。
その中に人毛で作られた筆を等しく展示する。
経歴

2000 熊本県阿蘇市生まれ
2023 京都芸術大学美術工芸学科卒業

展覧会
2022 VIC 同時代ギャラリー
2022 旅と文学 メディアショップ
2022 写真は変成する ll BLeeDinG eDgE on PoST
/pHotOgRapHy ギャルリオーブ
2023 写真は変成する lll
インタープレイ 相互に作用すること on PoST
/pHotOgRapHy ギャルリオーブ

deep forest
2022
インクジェットプリント　サイズ：可変
狼犬が群れで生きる環境の中で生活を共にし、
異質な私たちがどのように己を守り、己を開き、
コミュニケーションを築いていくのか模索する。