池田 聡子 個展 並列する流れ IKEDA Satoko solo exhibition parallel flow 2023年10月17日(火)から22日(日) 12:00から18:00 KUNST ARZT では、池田聡子の初個展を開催します。 池田聡子は、拾った石をモチーフに、 銅版画の偶然性を生かし、 非現実の“石”を表現するアーティストです。 一見、写真の様にも見えますが、 銅版画には、イメージを描写した銅板を腐蝕させるプロセスがあり、 そこには作者の意図や作者の言う"自然の流れ"が存在します。 本展は、模様の面白さや見栄えといった “石”の選択基準に逆行する試みも含め、 これまでにない石の嗜みを提供する機会です。 ご注目ください。 (KUNST ARZT 岡本光博) 展覧会コンセプト 石を拾う。 水流で、また時の流れの中で形作られた物である石を拾う行為には、 時の流れの中で生きる私と今、ある一つの点で繋がり、 結ばれる感覚がある。 偶然今出会った石の模様や形から、どうやって出来たのか、 これからどうなるのか想像する。時の流れを下ったり、上ったりする。 製版し、刷る。 自然の流れの中で出来たものをある時点で止め、 腐蝕液というまた別の自然の流れの中に放す。 そしてまたある時点で拾い上げたそれは、鑑賞者の中の流れに放され、 並列する線を行き来し像を結ぶ。 PRESS RELEASE IKEDA Satoko (b.1997, Kyoto pref, lives and works in Kansai) is an artist who uses found stones as motifs and expresses unreal "stones" by utilizing the coincidence of copperplate engraving. She earned her master's degree in a printing course at Kyoto city University of the Arts. |
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dark #2 2023 アクアチント、ディープエッチング/ハーネミューレ 405×652o |
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The still life #6 2023 アクアチント、ディープエッチング/ハーネミューレ 152×205o |
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ある石、ある観測点 #1 a stone,the ovservation point #1 2023 アクアチント/ハーネミューレ 205×202o 以上、個展「並列する流れ」(2023)より |
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アーティスト・ステートメント 拾った石の模様や形をもとに、 銅版画の持つ偶発性に委ねて作品を制作している。 私にとって銅版画とは、銅板を腐蝕する行程があることや 描画材の滲みを利用出来ることから、 意図しない現象が大きく介入する技法であると考えている。 銅版画で石を描くことは、絶えず変化する すべての物質の流れに沿いながらも、 現実の石にはない作者の意図を織り込んだ イメージを作ることが出来ると考え、制作している。 |
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経歴 1997年 京都府出身 2022年 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 絵画専攻版画 修士課程 修了 展覧会 2019年 「PORTO DI STAMPA2019 圧力の湊」(アートゾーン神楽岡/京都) 2019年 第7回PORTO DI STAMPA -京都芸大版画8人展- (B-gallery/東京) 2019年 第44回全国大学版画展( 町田市立国際版画美術館/東京) 2020年 第8回PORTO DI STAMPA -京都芸大版画6人展- (B-gallery/東京) 2020年 「PORTO DI STAMPA2020 約束と版」(アートゾーン神楽岡/京都) 2021年 第46回全国大学版画展(上田市立美術館/長野) 2022年 in the wave (同時代ギャラリー コラージュプリュス) 2022年 第8回卒業成果展(AXISギャラリー/東京) 2023年 Infinitely expanding printmaking expression -無限に広がる版画表現-(芝田町画廊/大阪) |
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石を拾うこと/Identity 2021 アクアチント、エッチング、ディープエッチング/ ファブリアーノ 1070×980mm |
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