宮岡 俊夫 個展
名前を奪われた風景

MIYAOKA Toshio solo exhibition
The scenery which lost the name


2016年5月10日(火)から15日(日) 
12:00から18:00
       






KUNST ARZT では、宮岡俊夫の個展を開催します。
宮岡 俊夫は、固定観念から解放された絵画を
探求するアーティストです。
風景を描き終えるまで、
キャンバスの天地を反転させることによって、
絵画を構成する「建物」や「木」や「山」といった
固定観念抜きには見られない対象物が、
ただの色面として立ち現れ、
また、どの絵画も「余白」とともに描かれます。
しかも風景は、アーティスト自身が行った場所ではなく、
雑誌やネット上にある、
時には低解像度の画像からピックアップされたものです。
堀元彰氏(東京オペラシティアートギャラリーチーフキュレーター)が、
「現代人が見失った風景の始原のイメージを創造しようとしている」
と評するように、頭を真っ白にして鑑賞する意味のある絵画です。
ご注目ください。
(KUNSTARZT 岡本光博)









アーティストステートメント


僕の絵画のモチーフは風景である。
描かれる風景は雑誌やインターネット上のイメージを集めて、
その中から選びだしている。
そのためそれらの風景は僕自身が
直接見たのでも行ったのでもない場所である。

 現代人はたくさんのイメージに取り囲まれて、
消費するだけでなく発信する側にもなれる。
そうしてインターネット上では
無数のイメージが流通し蓄積している。
 例えばあるキーワードで
画像検索すれば様々なイメージが検出される。
画像検索の仕組みは分からないが、
そうして検出されたイメージは
何かの記事の中のイメージなのかもしれないし
誰かのブログにアップされたイメージかもしれない。
画像検索ではある文脈にあったイメージが
切り離されて別の秩序によって整然と並び直されている。
 
僕が描く風景はそうした文脈から切り離されたイメージである。




Landscape

2015
油彩、キャンバス
112×162 cm




Landscape

2016
油彩、キャンバス
131x195cm



経歴

1984年 島根県出雲市生まれ
2008年 多摩美術大学美術研究科修了

個展
2007年 どこかとはどこか 西瓜糖(東京)
2012年 真景-島根の風景- カラコロ工房地下金庫ギャラリー(松江)
2014年 誰も知らない場所 ベイスギャラリー(東京)
2014年 記憶の外側で DOOR gallery(松江)
2014年 記憶の外側で トーキョーワンダーサイト渋谷 (東京)
2015年 記憶の外側で DOOR gallery(松江)

グループ展
2007年 トーキョーワンダーウォール作品展 東京都現代美術館
2007年 トーキョーワンダーウォール作品展 東京都現代美術館
2011年 オープンスタジオ京都 A.S.Kアトリエシェア京都 (京都)
2011年 アートシャワー2012  海岸通ギャラリーCASO (大阪)
2013年 京芸Transmit Program KYOTO STUDIO 展 @KCUA (京都)
2013年 トーキョーワンダーウォール作品展 東京都現代美術館
2013年 アートシャワー2012出品作家によるグループ展 CASO(大阪)
2016年 第2回「藝文京展2016」入選作品展 京都芸術センター(京都)

賞歴
2007年  トーキョーワンダーウォール 入選(2011年、2013年)
2014年 第29回ホルベインスカラシップ奨学生
2016年 藝文京展2016 入選 




Landscape

2015
油彩、キャンバス
26.5x37.5cm(額入り)




2013年 トーキョーワンダーウォール公募2013入選作品展展示風景




絵画の裏面には、絵画の引用元となった資料が貼られる。