彌永 ゆり子 個展
IYANAGA Yuriko solo exhibition

Entity - Painting

2016年7月19日(火)から24日(日) 
12:00から18:00


KUNST ARZTでは、彌永ゆり子の初個展を開催します。
彌永ゆり子は、パソコン上での描画作成過程の
記録データそのものを絵画化し、
絵画と動画の関係に新しい視点を与えるアーティストです。
映像を再生するTVモニターは、泰西名画に使われるような
イメージのべニア製の“額”にはめ込まれ、モチーフは、
彌永にとっては良いと思うものの、あまりリアリティーを
感じられないネット上の“美青年”などが選ばれます。
しかし、作品には描画行為というリアリティーと、
絵画にはありえない“時間”が内包されています。
ご注目頂ければ幸いです。(KUNST ARZT 岡本光博)






portrait

2016
映像モニター、絵画フレーム



アーティスト・ステートメント

なんでもないように見えるものを収集してみるとか、
すぐにも忘れそうな一瞬のことを記録しつづけてみるとか、
なにか手を加えることによって自分の視点が混入し、
あたらしい現象が見えてくることを期待している。
自分が感じたちょっとした違和感やおもしろさを大切にしながら、
制作を続けていきたい。



1991年 神奈川県横須賀市生まれ
2016年 京都市立芸術大学 美術学部 美術科 油画専攻 卒業
現在 京都市立芸術大学 修士課程 美術研究科 絵画専攻 油画 在籍

グループ展
2009年 第30回美工作品展  京都市美術館
2012年 うい展  金沢美術工芸大学
2012年 SQUAT 2012   新京極商店街
2013年 京都市立芸術大学作品展  京都市美術館
2014年 京都市立芸術大学作品展  京都市美術館
2015年 十人展  京町屋ぎゃらりぃほりかわ
2015年 京都市立芸術大学作品展  京都市美術館
2015年 祝2015  京都市立芸術大学 大ギャラリー
2016年 京都市立芸術大学作品展 京都市立芸術大学




still-life

2015
映像モニター、絵画フレーム



今回の個展についてのアーティスト・ステートメント

パソコンで描かれた絵は、たしかに人の手で
つくられたものであっても、それ自体を美術作品として
見ようとする人は少ない。その実体がデータであることが、
その大きな要因ではないかと思った。
一応のオリジナルがありながらも、
それを完璧に複製することができる。
幼少からパソコンで絵を描くことに慣れ親しんできた環境から、
絵が絵と認識されにくい状態にはずっと違和感を感じていた。
仮に、美術作品であることの条件のひとつが、実体があり、
コピーできないものであることだとしたら、パソコンで
描かれた絵を唯一にしていく方法はないのだろうか。
質量のないものに実感をもたせる方法はないのだろうか。















one scene
2016
映像(Raspberry Piによる再生)、
額(べニアにアクリル絵具)
922×641×106 mm
\ 180,000 (TV,Raspberry Pi,すべて込み)

portrait
2016
映像(Raspberry Piによる再生)
額(べニアにアクリル絵具)
796×943×140 mm
\ 180,000 (TV,PC,額などすべて込み)

still-life
2015
映像(Raspberry Piによる再生)
額(べニアにアクリル絵具)
455×436×80 mm
\ 90,000 (TV,PC,額などすべて込み)

twosome
2015-
映像(Raspberry Piによる再生)
額(べニアにアクリル絵具)
484×443×97 mm
\ 90,000 (TV,PC,額などすべて込み)