岩田綾 個展
要らん。けど、要る

IWATA Aya solo exhibition
I think it unnecessary but I feel it necessary.



2015年6月2日(火)から7日(日)
12:00から19:00 (最終日17:00まで)






KUNST ARZT では、岩田綾の個展「要らん。けど、要る」を開催します。
岩田綾は、自らを知る為の思考を重ねながら写真に手を加えた表現を通して、
儚いながらも独特の美を生み出すアーティストです。
親から初めて与えられたタオルに“個”を意識した
記憶をたよりに展開した「アライザラシ(2014)」、
幼少の頃の記憶の中の、祖父母の家にあった物の色を再現する試み
「昔のワタシの小さなハナシ(2013)」など。
本展は、アーティスト自身の物で溢れている部屋に 着目し、
物に対する強い執着心がどこから来ているのかを探る試みです。
ご注目いただければ幸いです。(KUNST ARZT 岡本光博)






今回の個展についてのステートメント
私の部屋は物で溢れている。
要るものは要るもの、要るか要らないか分からないものは要るもの、
要らないものは再度吟味するもの。
要るものとして残ったものの中には、
他人から見ればゴミでしかないであろうものが沢山ある。
何故要るものなのか、自分でも分からない。
「要らん。けど、要る」では、こういった私自身の、
物に対する強い執着心がどこから来ているのかを探る作業をする。




岩田綾の個展「要らん。けど、要る」展示風景





アライザラシ

デジタルインクジェットプリント、発泡ボード、木製パネル、アルミ複合板
2014

「アライザラシ」は、子供の頃に使っていた「特別なタオル」の作品です。
それまで家族全員で共有していたタオルの中に一枚、
私専用のものが加わり、嬉しくてそればかり使っていた。
まだ小さかった私は、そうして自分だけのものが増えることで、
家族の中での自分の存在を個として
無意識に感じるようになっていったのではないかと思う。
そして、捨てられずにいる、この古びたタオルは、
未だ実家暮らしで、作品制作に夢中になっている私という現状で、
私を個として保ってくれる象徴なのかもしれない。




しるし

デジタルインクジェットプリント
2013

5枚の花びらの、いわゆるお花のマーク。
誰もが分かる共通の認識。花には同じ形のものは無いのに。




アーティストステートメント

私の作品は、自ら撮影した写真を素材にして、
手を動かしながら造形するものが多い。
手間の掛かる作業をすることで、
私は私に、自分自身について考える時間を与えている。
私は、何をどう感じながら毎日を過ごせばいいのかが分からない。
好きな事や嫌いな事が曖昧で、
笑顔を作ったり、怒ったりするタイミングが分からない。
感情の強弱が分からない。
何故、それらを意識するようになってしまったのだろう。
そもそも、私が抱く感情や考え方はどこからくるのだろう。
それらの疑問と向き合うために、
制作をしながら子供の頃の事をよく考えている。
どういう環境で育ち、そこで何を考え、
どう感じながら毎日を過ごしていたのか。
楽しかった事、嫌だった事は何か。
そうすると、突然腑に落ちることがある。
子供の頃に感じた事が、良くも悪くも、現在の私にちゃんと繋がっていて、
だから私はこうなんだと実感する。
そうして納得することで、現在の私を許すことができ、
記憶の中のざわざわとしたものが一つ、軽くなっていく。
こうして制作を続けていれば、自分を知ることができ、
もう少し無意識に生きられるのではないかと期待している。




昔のワタシの小さなハナシ


デジタルインクジェットプリント、ガラス、木枠
2013

幼稚園の頃から夏休みは毎年帰省していた。
おじいちゃんもおばあちゃんも亡くなり、帰省する必要が無くなった今、
日常の中で思い出す事がある。
あの家にあった座布団やコップ。
それらの詳細な絵柄は覚えていないけど、同じ色を見るとイメージが浮かぶ。
楽しい思い出ばかりではないけれど、小さなエピソードが沢山あった。




one ポテトフライ in the pocket

デジタルインクジェットプリント、ミクストメディア
2010-2011

子供の頃から独占欲が強かった。お菓子を分け合うなんて嫌だった。
壁に囲まれた一人の空間、そこに好きなお菓子が
敷き詰められているという欲望の再現。



経歴

1986年 大阪生まれ 兵庫育ち
2011年 宝塚造形芸術大学 大学院 ヴィジュアルアート&デザイン研究領域 修了

2014年 「立体造形2014」(ギャラリーアーティスロング/京都)
2014年 個展「アライザラシ」(ギャラリーアーティスロング/京都)
2013年 AMA展2013「SHASHIN Festa」(近松記念館/兵庫)
2013年 「立体造形2013」(ギャラリーアーティスロング/京都)
2013年 「スカートの中」(ギャラリーメゾンダール/大阪)
2012年 国際交流学生写真展(宝塚大学ギャラリー ZUKA-RO/兵庫)
2012年 「立体造形2012」(ギャラリーアーティスロング/京都)
2012年 第2回東日本大震災チャリティ展「Cheer up !」(ギャラリーアーティスロング)
2012年 「LJUSPROJEKT W:HOUSE」内グループ展(KULTURHUSET/スウェーデン)
2012年 宝塚造形芸術大学写真コース OB展(ニコンサロンbis大阪)
2011年 「50×50×50(フィフティ・キューブド)」(ギルドギャラリー_テンポラリー/大阪)
2011年 「Shashin:A One」(ギルドギャラリー_テンポラリー/大阪)
2011年 第1回東日本大震災チャリティ展「Cheer up !」(ギャラリーアーティスロング)
2011年 宝塚造形芸術大学 大学院 修了制作展(同学内)
2010年 「30 Art Exhibition」(海岸通りギャラリーCASO/大阪)
2010年 「Petit a petit I’oiseau fait sou nid」(沖縄県芸大附属芸術資料館展示室)
2009年 「主張てん」(ギャラリーアーティスロング/京都)
2009年 「West meets the West」(ギャラリーアーティスロング/京都)
2009年 日韓学生卒業制作交流展(ギャラリーイルム/韓国)




















無題(「要らん。けど、要る」より)
2015
デジタルインクジェットプリント、
アクリルフィット
500×500×25
\ 40,000

無題(「要らん。けど、要る」より)
2015
デジタルインクジェットプリント、
アクリルフィット
500×500×25
\ 40,000

無題(「要らん。けど、要る」より)
2015
デジタルインクジェットプリント、
アクリルフィット
500×500×25
\ 40,000

無題(「要らん。けど、要る」より)
2015
デジタルインクジェットプリント、
アクリルフィット
550×550×25
\ 40,000

無題(「要らん。けど、要る」より)
2015
デジタルインクジェットプリント、
アクリルフィット
550×550×25
\ 40,000

無題(「要らん。けど、要る」より)
2015
デジタルインクジェットプリント、
アクリルフィット
550×550×25
\ 40,000

無題(「要らん。けど、要る」より)
2015
デジタルインクジェットプリント、
アクリルフィット
550×550×25
\ 40,000